【プロ野球】阪神・藤浪晋太郎が制球難克服に向け取り入れるべきあの技術とは…

2017年にWBCで日本代表として出場した阪神・藤浪晋太郎 (c)Getty Images

阪神藤浪晋太郎は、今季21試合に登板し、3勝3敗で防御率5.21と結果を残せなかった。2015年には、最多奪三振のタイトルを獲得するなど14勝、防御率2.40とキャリアハイの成績を残しルーキーイヤーの13年から3年連続で2桁勝利を挙げ先発ローテーションの一角を担った。

しかし以降は2桁勝利から遠ざかり、特に不振の要因として制球難が挙げらている。今季は48回1/3を投げて、四球40(与四球率7.45)、抜け球や暴投となるケースが多く見られた。

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■大谷翔平の試合前ルーティンを取り入れるべきか……

エースとして期待された藤浪は、2017年には与四球率が6.86と四球の数が増加。

2018年以降も与四球率は4点台と苦しい投球が続いている。特に近年、右打者に対する投球に不安があり、頭部に付近に当ててしまうなど乱闘騒ぎに発展したケースもある。

藤浪の制球難に対して、野球解説者や評論家は「メンタル面よりも技術力の問題」という話も出てきており、長年解決されていない。オフシーズンは、センサー付きの腕時計「スマートウオッチ」を装着しウエートトレーニングなどに挑んでいるという報道も出ており、試行錯誤が見てとれる。

藤浪の同期である大谷翔平ロサンゼルス・エンゼルス)はプライオボール(ウェイトボール)をスタジアムのフェンスに向かって投球を繰り返し、その投球を映像と速度を記録する「ポケットレーダー」を使用したトレーニングを行っている。プライオボールによる投球をこのポケットレーダーで収録、その記録により投球フォームを修正、大谷の制球はオールスター以降、大きく改善されただけに、藤浪もこうした投球動作解析をさらに有効活用するべきかもしれない。

近年、MLBでは「スタットキャスト」が導入され、すでにさまざまな記録がオープンデータとなっている状況から、多くの選手が他選手の長所を取り入れる事例が生まれ、技術向上の糧ともなっている。近年、ドップラーレーダーによる球道追尾システム「トラックマン」を導入している日本の球団も多く、楽天則本昂大が有効活用している点でも一般に知られるようになった。また、ヤクルトは昨年よりソニーの「ホークアイ」を導入、その有効活用がチーム防御率の劇的な向上および今季の日本一につながったとする見方もある。藤浪はこうしたテクノロジーをどこまで駆使しているのだろうか。

来シーズンでプロ10年目となる藤浪は、先発を希望しているものの、阪神の先発ローテーションは、今季2桁勝利を挙げた秋山拓巳青柳晃洋ガンケルなど競争は厳しい。むしろ藤浪が制球面を改善し、退団したスアレスの穴を埋めるなどブルペンとして計算できれば、17年ぶりのリーグ制覇も見えて来そうだ。

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文・SPREAD編集部


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