【ダカール・ラリー】トヨタのナッサー・アルアティヤが1位スタートへ 2022年世界ラリーレイド選手権初戦

アルアティア組の201号車(C)A.S.O./F.Gooden/DPPI

2022年初開催となるFIA世界ラリーレイド選手権W2RC)の歴史的開幕戦となる「ダカール・ラリー2022」が1日、開幕となり、この日行われた「プロローグ」ステージで、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)ナッサー・アルアティヤ-マシュー・ボーメル組がベストタイムをマーク。2日から行われる本格的なラリーレイドに向けトップ・スタートを切る。

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ダカール・ラリーは、日本ではかつて「パリダカパリダカール・ラリー)」として親しまれた「世界一過酷なレース」。1978年から、フランスのパリをスタート地点にアフリカはセネガルのダカールをゴールに行われていた。その後、2009年から南米を舞台に開催されていたものの、2020年より開催地をサウジアラビアには移し、今回3回目となる。

スタート地点でありフィニッシュ地点でもあるジッダは、イスラム教の聖地「メッカ」巡礼を語る上でも欠かすことができない玄関口。12世紀に記された現在のスペイン、グラナダの巡礼者イブン・ジュバイルが記した著『メッカ巡礼記』でも、当時に様子が克明に記された港湾都市だ。

こうした由緒あふれるジッダ市内から一隊はこの日、225キロ北に移動した後、19キロの短いタイムトライアルに挑み、2日の本格的ラリーレイドに向け、スタート順位を競った。一隊はこの後、紅海沿いをさらに北に向け計614キロのリエゾンを行い、2日のスタート地点となるハイルに入った。

GRダカールハイラックスT1+のアルアティヤに続き12秒差の2番手に付けたのは、アウディRS Q e-tronを駆る大ベテラン、カルロス・サインツ・シニア。F1で活躍するサインツの父でもある。トップから36秒差の3位にセンチュリーC6Rのブライアン・バラグワナー、同37秒差の5位には世界ラリー選手権(WRC)に絶対王者として君臨したセバスチャン・ローブ(BRXハンターT1+)が付けている。「ミスター・ダカール」の異名を持ち、2輪で6回、4輪で5回の優勝を誇る昨年の覇者ステファン・ペテランセル(アウディRS Q e-tron)は14番手スタート。

カルロス・サインツ・シニア組の202号車(C)A.S.O./F.Gooden/DPPI

ラリールートは2日、ハイルからサウジアラビア国内を時計回りに進み、アル・アルタウィヤとアル・カイスマを経て首都リヤドへ。その後の2日間はリヤドをスタートしてリヤドへと戻るコースで実施され、8日にリヤドでの休息日を迎えた後、ラリーはアル・ダワディミ、ワディ・アド・ダワシール、ビシャを経て、14日にジッダに戻りフィニッシュを迎える。

TGRがアルアティヤ-ボーメル組を筆頭に、ベテランのジニエル・ド・ヴィリエール-デニス・マーフィ組、ヘンク・ラテガン-ブレット・カミングス組、シャミア・ヴァリアワ-ダニー・スタッセン組の4台体制で2019年以来の総合優勝を目指すほか、日本からは、トヨタ車体三浦昂、トラック部門に日野自動車菅原照仁が参戦している。

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文・SPREAD編集部


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