【プロ野球】巨大ビジョンに顔認証システム、新VIPルームとプレミアムラウンジで味わうリニューアル完了の東京ドーム新観戦体験

 

■国内スタジアム最大級となったLEDメインビジョン

それでもやはり今回のリニューアルの目玉は、単体面積としては国内スタジアム最大級となったフルカラーLEDメインビジョンだろう。横幅は125.6メートル、面積にして1050平方メートル。以前、238平方メートルだったビジョンと比べ4.4倍の面積。SMD方式の画素ピッチ10mm、解像度は最長部で12,560×750pixを誇る。ソニーマーケティングが開発したスタジアム専用アプリにより4Kまでの素材に対応可能とか。実際にホームプレートからの撮影に挑んだ某スポーツ紙カメラウーマンから「キレイ〜」と賞賛の声が上がったほどだ。これに加え、外野両翼には2面合計で107メートルにもなるリボンビジョンも設置。メインビジョンとシンクロし、これまでにない視覚体験を提供する。またスタジアム内の証明もDMX連動によるLED制御システムが導入され、ビジョンと証明の連動も可能になった。

VIPルームの豪華な食事(C)SPREAD編集部

また、ファンを迎え入れる客席もその多くがリニューアルされている。28室ある法人向け年間契約VIPルーム「THE SUITE TOKYO」がフルリニューアル。巨人、野球殿堂博物館との協力により、その通路を通り抜けるだけに「栄光の巨人軍」の歴史を垣間見ることができる。このVIPルームは、これまで見劣りすると思われていたMLBのそれと比較しても遜色ない仕上がり。これまでフェンウェイ・パーク、旧ヤンキー・スタジアムリグレー・フィールドターナー・フィールドセーフコ・フィールド(現T-モバイル・パーク)などなどにスタジアム取材で訪れて来た経験からも保証したい。

やはり、食いしん坊として評価したいのは、プレミアムラウンジ・ビュッフェのリニューアル。ラウンジは上品に様変わりし、そのメニューにもさらに力が入っている。シェフのオススメは、ローストチキン、豚のメキシカンロースト、小鰯のロースト。このラウンジにはかつてお世話になった経験もあるのだが、ヤクルト・ファンの私としても、なんとか試合日にこのラウンジに招待してもらえないものかと、舌なめずりするしかない。

プレミアムラウンジのビュッフェ(C)SPREAD編集部

他にもスカイテラス、サードプラチナボックス、マスカパナ、クラフトカウンターの新設、ダイヤモンドボックス増設、JCBバックスクリーンクラブ専用ラウンジの改装が加えられているため、われわれ庶民でも記念日などの折には、ぜひ活用したいところだ。

また、時代の潮流に合わせ、エントラスでも活用された顔認証システムが5カ所の売店でも導入されている他、シートにいながらにしてすべてキャッシュレス対応が施されており、ビールを片手に会計し、小銭をフロアにばらまけてしまう……というような粗相もなくなることに。

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今季は巨人戦に東京ドームで新体験……などという会話がファンの合間でなされるに違いない。

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著者プロフィール

たまさぶろ●エッセイスト、BAR評論家、スポーツ・プロデューサー

『週刊宝石』『FMステーション』などにて編集者を務めた後、渡米。ニューヨーク大学などで創作、ジャーナリズムを学び、この頃からフリーランスとして活動。Berlitz Translation Services Inc.、CNN Inc.本社勤務などを経て帰国。

MSNスポーツと『Number』の協業サイト運営、MLB日本語公式サイトをマネジメントするなど、スポーツ・プロデューサーとしても活躍。

推定市場価格1000万円超のコレクションを有する雑誌創刊号マニアでもある。

リトルリーグ時代に神宮球場を行進して以来、チームの勝率が若松勉の打率よりも低い頃からの東京ヤクルトスワローズ・ファン。MLBはその流れで、クイーンズ区住民だったこともあり、ニューヨーク・メッツ推し。

izukawaya