【MLB】鈴木誠也の打順は2番が理想的 ロス監督「エリート打者は2番。トラウトもそう」

カブス・鈴木誠也(C)ロイター/USA TODAY Sports

シカゴ・カブス鈴木誠也は19日(日本時間20日)、本拠地リグレーフィールドでのタンパベイ・レイズ戦に「2番・右翼」で先発出場した。2番での出場は、開幕11試合目で初。3四球を選び、11試合連続出塁をマークした。試合はカブスが5ー6で敗戦。鈴木は1打数0安打3四球で、打率.414、4本塁打11打点となった。

◆「気に入らない点を探すのは難しい」鈴木誠也、ホットな新人メジャーリーガー1位に選出

■WARは大谷、ルース超えペース

開幕11試合目で初の2番に座った鈴木。レイズの先発右腕ウイスラーと対戦した第1打席は四球。第2打席は二ゴロに倒れたが、第3、4打席は再び抜群の選球眼を見せつけ、四球で歩いた。この日は、1打数0安打3四球に終わった鈴木。連続試合安打は「9」でストップしたものの、連続試合出塁は「11」に伸ばした。

米「NBC sports chicago」や地元紙「シカゴ・トリビューン」など複数メディアが伝えるところによると、デビッド・ロス監督は鈴木の2番起用について「私は2番が彼にとっても理想的だと思う。広角に打てるし、後続のために出塁もできる。彼はここまで4~6番で大きな活躍をしてきた。少し上位に入れてどうなるか見てみたい」と話した上で、「エリートバッターは大体2番。マイク・トラウトもそうだ。トラウトが2番を打っていることは、(鈴木に2番だと告げる時に)良いセールスポイントになったよ」と笑っていたという。これは、鈴木が入団会見に臨んだ際、背番号27を付けることについて「トラウト、アイ・ラブ・ユ―」と話したことを意識してのユーモアだが、メジャートップの出塁率.581を誇る鈴木を上位に置けば、打線に厚みが出ることは確か。

また、この試合に限れば、レイズがオープナー戦術(本来中継ぎの投手を先発として起用)を採用したことと打順変更は無関係ではなく、ロス監督は試合前に「相手オープナー(マット・ウイスラー)が、試合開始後すぐに我々のベストヒッターと対戦する。どうなるか見てみたいね」と話していた。

ここまで12四球(メジャー2位タイ)を選び、前日の試合では“エリート級”とされる毎秒29.5フィート(時速32.4キロ)のスプリントスピードを披露した鈴木。高い出塁率と快足を生かすべく、ロス監督が2番起用に意欲を見せるのもうなずける。

そのほか、シカゴのスポーツサイト「ブリ―チャー・ネーション」によると、鈴木は10試合を消化した時点でWAR1.0。このままのペースでいけば、最終的に今季のWARは16.0となり、1923年にベーブ・ルースが記録した15.0を破る勢いだという。ちなみに、MVPを獲得した大谷翔平の昨季WARは8.1(データサイト・Fangraphs)。昨季は大谷がメジャーの歴史を塗り替えてきたが、今季の鈴木も偉業に挑むシーズンとなりそうだ。

※WAR:打撃、投球、走塁、守備を総合して、どれだけ個人がチームに貢献したかを示す指標。控え選手に比べ、どれだけ勝利数を上積みしたかを算出する。

◆週間MVPの鈴木誠也、米メディアは守備能力に注目 カギを握るのは同僚からのアドバイス

◆なぜ鈴木誠也の評価は米国で高騰するのか 現地の声や成績面から見えた“真の強み”とは

◆鈴木誠也や千賀滉大だけじゃない 米専門サイトが将来のMLB挑戦を期待する5選手

文・SPREAD編集部


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします