トニ・クロースってどんな人?…私生活や人柄に迫る

トニ・クロース選手は東ドイツ・グライフスヴァルト出身のサッカー選手。ドイツ代表であり、現在はレアル・マドリードに所属している。

驚異的なパス成功率を誇り、現代サッカーのミッドフィールダーのお手本にもしばし挙げられる選手だ。

今回はそんなトニ・クロース選手の私生活や人柄に迫った。

(c) Getty Images

アスリート家系…母親は旧東ドイツの元バドミントン王者

もともとクロース選手はドイツの中産階級の出身。1990年1月4日に東ドイツ・グライフスヴァルトで生まれた。なお、ベルリンの壁崩壊事件は1989年11月9日。

父のローランド・クロースさんは元レスリング選手で、現在はユース世代のサッカーコーチをしている。グライフスヴァルダーSCで彼の2人の息子を教えたのを機に、ユース世代のコーチングキャリアをスタートさせた。

母のベルジット・クロースさんは旧東ドイツの元バドミントン王者東ドイツ大会で2度の個人優勝、8度のチーム優勝を経験している。現在は生物とスポーツの教員である。

1歳下の弟、フェリックス・クロースさんもプロのサッカー選手。学生時代から勉学よりボールを追いかけることを好んだ。限りない才能を発揮した兄と比較すると国際的に目立つことは少ないが、ユース時代にドイツ代表に選出されている。

(c) Getty Images フェリックス・クロース選手

幼少期のクロース選手

クロース選手は、少年時代は傑出した生徒ではなかったものの、よくサッカーの練習に励み、同級生の間でも好かれた行儀の良い子どもだったという。

幼少期において、特段才能のある選手として期待されることはなかったが、ピッチ上でのハードワークで才能を補った。こうした生真面目な態度は、父親による倫理的な教育からくるものだったと言える。

しかしながら、複数のことに集中する能力はあまりなかったようで、サッカーと学業を両立することが難しくなってくると、クロース青年はサッカーに全ての能力を集中させることを選択。学問分野においては優秀な生徒とは言えなかったようだ。

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衝撃のデビュー…伝説の幕開け

クロース選手は17歳でブンデスリーガ・バイエルン・ミュンヘンのトップチームデビュー。2007年9月26日のエネルギー・コットブス戦では、わずか18分間の出場で2アシストを記録する衝撃のデビューとなった。クロース選手のアシストで2得点したクローゼ選手に「ワールドクラスだ」と讃えられたという。

特に2014年のブラジルW杯で4回目のドイツ優勝の立役者の1人となったクロース選手は、現代のミッドフィルダーの理想例として挙げられることも多くなった。同大会では1次リーグから決勝までの試合すべてに出場。準決勝のブラジル戦では2ゴールを奪い、FIFAが選ぶマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

元伝説的なサッカー選手であるヨハン・クライフ氏もワールドカップでのクロース選手の活躍を絶賛。同年のFIFAバロンドールにおいてクロース選手が最終候補に入らなかったことに異議を唱えたという。

2014年7月17日、レアル・マドリードへの移籍が決定。公式戦初出場となったUEFAスーパーカップのセビージャFC戦では、両チーム通じてトップとなるパス成功率96%を記録した。

2016年10月12日、レアル・マドリードと2022年までの新契約を結んだことが発表されている。

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学生時代からの恋人と結婚

クロース選手は学生時代から、ジェシカ・ファーバーさんと恋人関係にある。ジェシカさんはクロース選手と学生時代に出会った。当時クロース選手はサッカーと学問の両立に苦難しており、学業の面を支えたのがこのジェシカさんだった。

クロース選手はジェシカさん以外の女性に関心を持たず、彼女に会ってから他の女性と時間を過ごすことは一切なかったという。ジェシカさんはスポットライトに照らされるよりも裏方であることを好む、おしとやかな女性だという。

 

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クロース選手は2015年6月2日に秘密裏のうちに結婚。最初の息子は、結婚する前に出産した。彼らの最初の息子であるレオン君は2013年8月14日に生まれ、2番目の娘であるアメリーちゃんは2016年7月20日に生まれた。

ジェシカさんはピッチ外でクロース選手をサポートしている。彼女はメディアのインタビューには応じないものの、クラブのイベントや、お祭りなどには顔を出す。

 

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To celebrate these crazy nights with my family makes me the happiest person on earth!

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2014年のW杯で、唯一東ドイツ生まれの選手だった

1990年にドイツが統一されてからは、2014年のW杯がドイツにとって初めての優勝であった。それまで、東ドイツ出身の選手は、西ドイツ出身の選手に比べて国際舞台で活躍することは非常に少なかった。

2014年のW杯で優勝したドイツ代表の中で、なんとクロース選手だけが唯一の東ドイツ出身の選手だったのだ。その事実を指摘されると、クロース選手は「本当に僕だけなの?」とひどく驚いたという。

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性格無比なパス能力

クロース選手には、その性格無比なパスを軽々とチームメイトに通すことから「ギャルソン」(男性ウエイター)というあだ名がついた。2014年のW杯でのポルトガル戦では79本中76本のパスを見事に通し、チームメイトの食欲をウエイターさながらに満たした。

イタリア出身のサッカー指導者であるカルロ・アンチェロッティ氏は「クロースはとてつもない才能の持ち主だ。プレーのすべてが予測できない。走力に優れ、スペースに入り込む能力は稀に見るものがある、お気に入りの選手」とコメントしている。

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バイエルン時代のチームメイトであるフランク・リベリ選手は「クロースが10番としてプレーすれば、私にとって非常にプラスになる。ボールが持てて、良いパスも出せる。私にとっての10番はクロースだ」とかつて評価した。

クロース選手は、ミスを避けて簡単なパスを通しているからパス成功率が高くなっているわけではない、というのが着目すべきところだ。難易度の高いパスにもトライし、いとも簡単なプレーであったかのように見せてしまう。

今後の活躍にも期待大だ。

《参考記事》

Toni Kroos Childhood Story Plus Untold Biography Facts

https://www.thefamouspeople.com/profiles/toni-kroos-14575.php

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