【ボクシング】村田諒太KOのゴロフキンが“最強”の称号奪還か、カネロ復権か 伝説対決第3R展望

(c)Getty Images

今年、最大のビッグマッチ、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)対ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)の第3戦が、カネロが持つ世界スーパーミドル級4本のベルトをかけて17日(日本時間18日)ラスベガスのTモバイルアリーナで行われる。

過去の2戦はカネロの1勝1分け。4月に日本のリングで村田諒太をKOに葬ったゴロフキンが、ボクシング人生をかけてリベンジするか。試合の見どころと勝敗の行方を展望したい。

◆【Twitterの投稿】ゴロフキン、試合後の映像を公開 「村田諒太に敬意を表する!あなたはチャンピオンです。ありがとう!」

村田との激闘で日本でも知名度が急上昇した、GGG(トリプルG)ことゴロフキン。40歳の誕生日を村田戦の前日に迎え、輝かしいキャリアも最終章に入ったといってよいだろう。これまでの戦績は44戦42勝(37KO)1敗1分。目障りな1敗1分けは、前述のようにいずれもカネロに喫したもの。

しかも、有識者の間では2戦ともゴロフキンが勝っていた、とする意見が多かった。ゴロフキン自身も、負けたとは思っていないはず。ラバーマッチで雪辱を果たして、最強の称号を取り戻したい気持ちは強いだろう。

■カネロはビボル戦の惨敗を払拭したい

一方のカネロのモチベーションは今年の5月、ドミトリー・ビボル(ロシア)に完敗して地に落ちた「カネロ伝説」の復権だ。

スーパーミドル級の4本のベルトを持ったままライトヘビー級に挑戦した試合だったが、体格・体力の差は歴然だった。スーパーミドル級のリミットは76.20キロ、それに対してライトヘビー級は79.38キロ。ボクサーにとって3キロは大きい。しかも、カネロはスーパーライト級(63.50キロ)でデビューした選手だ。ライトヘビー級への挑戦は、最初から無謀だったのか。

ファンとしては、それでもカネロが勝って伝説をさらに輝かせることを期待したが、その夢は叶わなかった。再三ロープに押し込まれ防戦一方になるシーンも多く、公式採点は三者とも115-113だったが、実際にはもっと差があったように見えた。ちなみに試合直前のオッズは1.2対4.5でカネロ優位。まさにファンを失望させる惨めな負け方だった。

人一倍、プライドが高いメキシコの英雄が、惨敗のまま引き下がるわけにはいかない。「伝説」を復権させるには、「本当は負けていた」と陰口を叩かれるライバルをKOするしかない。この試合の持つ意味は、カネロにとっても大きい。


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