今シーズン限りで現役を引退し、来シーズンからは西武ライオンズの2軍監督に就任する松井稼頭央さんが、12月3日に「老後を変える地域研究会」に出席。
自身の現役生活について振り返り、老後に関する展望も明かしてくれた。
日米を駆け抜けた24年間
松井さんは1993年、ドラフト3位でPL学園から西武に入団。高校時代には投手としても活躍し、プロでは野手に専念した。
1996年ごろから本格ブレイクを果たし、1997年には盗塁王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。翌年にパ・リーグMVPにも輝くなど日本球界を代表する遊撃手にまで成長した。
2002年にはトリプルスリー(3割・30本・30盗塁)も達成。日本球界では、松井さん以降、2015年の山田哲人選手・柳田悠岐選手まで達成者が現れなかった。
2003年オフにFAでメジャーリーグ挑戦を発表。メッツ、ロッキーズ、アストロズと3球団を渡り歩き、2009年には日米通算2000本安打を達成した。
2011シーズンから楽天に加入して8年ぶりに日本球界へ復帰。2013年に球団史上初となる日本一に貢献した。
そして2018年、15年ぶりに西武に復帰。9月に現役引退を発表した。
プライベートでは、2000年にタレントの菊池美緒さんと結婚。2000年、2008年にはそれぞれ女の子と男の子が誕生し、2人の子どもの父親という顔も持っている。
激動の1年だった2018年
2018年も残りわずかということで、今年1年を振り返った松井さんは「色々あった年ですね」と告白。
「15年ぶりに古巣ライオンズに戻ってきて引退、優勝、そしてまた二軍監督と、激動じゃないですけど、本当に色々なことが経験できた1年でしたね」と振り返った。
引退してから忙しい
引退してみて、ここまで生活が変わったなと思ったことについては「こんなに忙しかったかな」と素直な気持ちを告白。「引退してからは取材などで忙しい」と現役生活時との違いを明かす場面も。
ただ、そういった中で「久しぶりのオフを過ごしているなと感じています」と語り、笑顔で話を締めた。
≪関連記事≫
「感謝」の気持ちを忘れない松井稼頭央の人間性…「人との出会いが一番の財産」
今シーズンで現役を引退した松井稼頭央が理想の老後について語る…老後に必要な資産は1億円?