J3のSC相模原に所属し、12月2日の鹿児島ユナイテッドFC戦で現役を引退した川口能活さんが12月13日、「『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』Jリーグモード実装 メディア発表会」に出席した。
川口さんは、1994年に横浜マリノスに加入し、イングランドやデンマークといった海外クラブを経て、地元静岡県のジュビロ磐田でJリーグに復帰。
2014年からはJ2のFC岐阜、2016年からは、J3のSC相模原に所属した。
日本代表としては4度のW杯に出場し、国際Aマッチ116試合出場は岡崎慎司選手と並んで日本人歴代3位という記録だ。
現役時代時代との生活の違い
現役を引退してから間もない川口さん。現役時のプレッシャーからは解放され、比較的のんびり過ごせるようになったという。
「現役のときは常に張り詰めていましたから、食事の節制ですとか、規則正しい生活を心がけていて、サッカーをやっていないときでもサッカーを第一に考えている生活を送っていました。」
「引退してからは全く考えていないわけではないんですけど、わりとのんびり過ごしているので、すごく楽になっているというか、プレッシャーから解放された感覚はありますね」
また、引退してからは生活習慣にも変化が起きているそう。
「現役の時には睡眠時間を気にしていたので、早く寝ていましたけど、今は夜更かしまではいかないですけどすぐに寝なくなったり、目が覚めてそのまま起きて、ケータイ見たりしていますね」
引退してから初めて身体のことを気にせずに、ケーキを食べたことも告白。
「昨日レモンケーキを引退してから初めて食べたんですけど、結構美味しかったですね。身体のことを気にせずに食べたのは、プロ入り前以来で、元々はケーキよりどちらかというとポテチとかそういう揚げ物の方が好きだったんですけど、久しぶりに甘いもの食べたら、やっぱ甘いものって美味しくていいなって思いました」
この回答からは現役時代のストイックさが垣間見ることができた。
「自分が経験してきたことを若い世代にしっかり伝えられるように」
先日、日本サッカー協会の関塚隆技術委員長が川口さんに日本代表のGKコーチ就任を打診。
この件について川口さんは「打診はいただいておりますけど、現時点ではまだ何も決まってませんので、いくつかお話をいただいているうちの一つとしてまだ考え中というか、これから色々決めていきたいと思います」とのコメントにとどめた。
サッカー界にどのようにして貢献していきたいかとの問いに対しては、以下のように回答。
「日本代表に関われるかどうかも分かりませんし、もちろん現場の指導者としてやりたい、サッカー界に関わりたいという気持ちはありますけど、自分が経験してきたことを若い世代にしっかり伝えられるように、そういう仕事をしたいなと思います」と今後の展望について語った。
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