今年のJBC3競走は3日、盛岡競馬場を舞台に行われる。スピード自慢が火花を散らすJBCスプリント(JpnI、ダ1200m)は、ディフェンディングチャンピオンのレッドルゼルが筆頭格。
これに、悲願のビッグタイトル獲得を目指すテイエムサウスダンやダンシングプリンス、7歳の古豪リュウノユキナらJRA勢に加え、交流重賞での活躍が目覚ましい兵庫のイグナイターなどが挑み、ダートスプリント界の頂点を決める一戦は混迷を極める。
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■レッドルゼルの強さは認めつつも…
レッドルゼルは昨年に続き、今年も3月にドバイへ遠征し、ドバイゴールデンシャヒーン(GI)で2年連続の2着と、そのスプリント力は世界でも通用する実力の持ち主。長期休養明けの前走・東京盃(JpnII)では、2着に1馬身差の快勝と、本番へ向けて弾みがつき、ひと叩きされた上積みも見込めそうだ。しかし、レッドルゼルを鉄板の軸馬とは推しにくく、不安データがいくつか存在する。
まず、JBCスプリントへのステップレースとなる東京盃組は、過去10年で2013年を除き、毎年3着以内に1頭は入っており、9勝2着4回3着3回と、最も相性のいいレースだ。しかし、馬券に絡む馬を見てみると、じつは東京盃敗戦組が本番で巻き返すパターンのほうが多く、東京盃1着馬の成績は【0.2.1.7】と、取りこぼすシーンが多く見受けられる。レッドルゼルも、昨年は東京盃3着に敗戦から、本番で巻き返しての戴冠だった。
また、JBC3競走のうち唯一スプリントだけが、連覇が達成されていないレースで、スーニが2009年、11年と隔年で2勝、ブルーコンコルドは05・06年で連勝も、06年はJBCマイルという名称で施行されている。1200m、1400mと、開催場で距離が替わる点も影響しているのだろうが、これまでの歴史からも、連覇することの難しさが伺える。
そして2002年、14年と、盛岡で行われた過去2回のJBCスプリントを振り返ると、8枠、6枠と外枠勢が勝利を収めており、14年は1番人気のノーザンリバーが5着に沈むなど、砂の深い内めのコースを回るよりも、外めで捌きやすい馬のほうが有利に働く可能性が高い。今年、1枠1番に入ったのがレッドルゼル。2014年の惨劇が再び、ということにはならないだろうか。
■東京盃敗戦組が馬券の中心に
東京盃敗戦組の相性のよさを重視すると、テイエムサウスダンとスマートダンディーに白羽の矢が立つ。とくに前者は、今年のフェブラリーSで2着、かしわ記念で3着と、ビッグタイトルまであと一歩のところまで来ている。
長らくダ1400mを中心に使われてきたが、2歳時以来の1200mで戦った前走で、スプリント戦への対応力も十分可能と感じられた。8枠13番に決まったのも好材料。2014年の盛岡で、ドリームバレンチノをエスコートした岩田康誠が、今度はテイエムサウスダンを栄光に導くか。
一方、スマートダンディーは8歳ながら、今年に入って2勝2着1回4着1回と、決して衰えは感じられない。2走前の北海道スプリントCでは、ダンシングプリンスと0秒1差の接戦を演じるなど、重賞でもメドの立つ走りを見せている。
過去10年、8歳馬の成績は【2.0.2.15】と他世代に比べて見劣りするものではなく、近年は2018年、20年と、隔年で8歳馬が3着以内に好走している。その法則に当てはめれば、今年が8歳馬激走の出番となるか。
■ダ1200mの実績不足でも好走できるワケ
過去10年の連対馬延べ20頭中15頭の東京盃組以外では、残る5頭中4頭がマイルチャンピオンシップ南部杯組。今年それに当てはまるのが、ヘリオスとイグナイターだ。
ヘリオスは重賞未勝利ながら、今年は交流重賞を中心に2着4回と、相手なりに結果を残す安定株。前走はカフェファラオを相手にハナ差の2着と、あと一歩のところで涙を呑んだ。今回は久々のダ1200mとなるが、条件戦の頃とはいえ【3.1.1.1】と決して不得手ではない。
兵庫のイグナイターは、地方馬ながら、JRA勢と互角の戦いを演じている。今年3月の黒船賞、5月のかきつばた記念と、交流重賞を2連勝。前走南部杯も勝ち馬から0秒2差の4着と、大舞台でも通用する資格は持っている。
問題は初めてのダ1200mへの対応がカギとなりそうだが、ヘリオスとともに、ダ1200mの実績が必ずしも問われないのが、このレースの特徴。南部杯組で好走した昨年のサンライズノヴァや、17年コパノリッキー、16年ベストウォーリアなど、ダ1200mよりも1400m~1600mで実績のあった馬が、JBCスプリントでも好走を見せている。勝ち切れるかどうかは微妙だが、人気的にも配当妙味がありそうで、相手には加えておきたい。












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