【WRC】ラリージャパン・デイ3、トヨタ勢首位陥落 ヌービルがトップで最終日へ

ラリージャパン2022 デイ3で首位に立ったティエリー・ヌービル (C) Getty Images)

FIA世界ラリー選手権WRC)第13戦ラリージャパンは12日、愛知県豊田市郊外から新城市、岡崎市にまたがって舞台を移しデイ3が開催された。前日首位に浮上したTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(GR YARIS Rally1 HYBRID)はSS10を終え首位と順調に思われたが、SS12でそれまで2位につけていたティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ組(ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID)に逆転を許し、首位陥落。トヨタ勢としてホームラリー制覇に黄信号がともった形だ。

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エバンスはこの日のSS10終了時点までヌービルに6.5sの差を築いていたが、SS11で2.6s詰められるとSS12では5.9sの差をつけられ逆転を許す。さらに岡崎市街で開催されたスーパーSSでは、2.0sの差を加えられ、総合2位で最終日を迎えることとなった。なお、SSSで予定されていたSS13はコースのセキュリティ事情によりキャンセルとなり、SS14のみが実施された。

トヨタ勢は3位につけていた今季王者カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組にもアクシデント。SS8でタイヤトラブルを抱えた上、マシン前部にもダメージを追ったとの情報もあり結局、総合11位に沈んだ。ラリーファンが期待したドライバー・チャンピオンとしての華々しい凱旋は、思わぬ結果に終わりそうだ。

SS12終了時点で首位に立ったヌービルは「実際あまりいい走りはできなかった。ステージは好調だったけど、デフのスピンにかなりてこずった。ただしラッキーなことに、通常のステージはこれが最後で、後はスーパーSSが残っているだけだ」と満足気。一方のエバンスは「やり残した感はそれほどないけど、 好調な走りとも言えないね。午後はフロントの感触がうまくつかめていない。どうなるかな」と以降のドライビングにも不安を残した。

これで総合3位には、オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID)が浮上。トヨタ勢にとって厳しいホームラリーになりそうだ。

■勝田貴元は総合4位

TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next GenerationからGR YARIS Rally1 HYBRIDで出場の勝田貴元は、この日も安定した走りを披露。SS10を終え総合4位へと浮上。口約通り表彰台へ一歩前進。

勝田は「もっとプッシュしたかったんですけど、リズムがあまり良くなくて、ちょっとだけ戻した感じです。順調ですが、午後はかなりトリッキーだと思います」と午前終了時に語っていたが、SS12終了時にも「なぜだか分からないけど、あまり自然なドライビングになっていない。今朝ちょっとひやりとすることがあったので少し慎重になりすぎているのかもしれない。でも、とにかく頑張ってるよ」といまだドライビングがフィットしない模様だ。

最終日デイ4は旭高原で行われるSS15から8時すぎのスタート予定となっている。果たして、トヨタ勢の逆襲はあるのか。勝田の表彰台は…。期待して見守りたい。

■ラリージャパン デイ3 暫定結果

1 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) 1h51m28.3s
2 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +4.0s
3 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +39.9s
4 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m04.5s
5 セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +2m46.7s

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文●SPREAD編集部


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