【MLB】5月復調なるか、吉田正尚が迫られるハイレベルな変化球対策

 

【MLB】5月復調なるか、吉田正尚が迫られるハイレベルな変化球対策
レッドソックスの吉田正尚(C)Getty Images

ボストン・レッドソックス吉田正尚は20日(日本時間21日)、ミネソタ・ツインズ戦に「4番左翼」で先発出場。前田健太との日本人対決では打ち取られたものの、5打数2安打2打点と久々に結果を残した。ここまで14試合出場で打率.189と苦戦しており、課題も徐々に浮き彫りになっている。

◆【実際の映像】5月反攻なるか、吉田正尚2安打2打点の活躍

■アッパースイングを封じるスイーパーが、MLB最新のトレンド

吉田正尚・球種別打率(C) MLB

MLB公式「Baseball Savant」によると、吉田正尚が放った全10本の安打のうち、実に9本がフォーシームを捉えたものだ。残り1本はカーブと、ほぼ変化球を打っていない事実がわかる。かつてのMLBでは、小さく動くカットボールやツーシームが全盛だったが、スライダーよりも大きな横変化が特徴の「スイーパー」が流行するなど、年々投球が多様化しており、打者にはより高いスキルが求められるようになった。

「強い打球が打てない」「打球が上がらない」ことも課題。吉田の平均打球初速はMLB全体で下位12%、ゴロ率はおよそ65%に及ぶ。プロ野球で毎年20本塁打前後を放ち、OPS1.000近くをマークしていたスラッガーにとっては物足りない数字だ。WBC出場のため、スプリングトレーニングでほとんど打席に立てなかった点も影響しているのではないか。

一方で、三振率はMLBでも上位3%に入るほど低く、ボールの見極め、四球率も非常に優秀。今後の復調に向け好材料と言えるだろう。今季唯一の本塁打、グリーンモンスターを超える逆方向への一打が高いポテンシャルを示す何よりの証拠。まもなく開幕から1ヵ月、安打製造機の巻き返しに期待したい。

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文●SPREAD編集部