卓球の平野美宇(木下グループ)は2日にクロアチア・ザグレブで行われた「WTTコンテンダーザグレブ 2023」の女子シングルス決勝で世界ランキング1位の孫穎莎(中国)と対戦。4-3でフルゲームの激闘を制し今季、国際大会初優勝を飾った。
◆【実際の映像】平野美宇、“世界女王”孫穎莎含む圧巻の中国勢3人斬り 優勝までの道のりを振り返る
■初の五輪シングルス出場を狙う
平野は準々決勝で劉瑋珊(中国)を下しベスト4に駒を進めると、準決勝では若手のホープ蒯曼(中国)にも3-1で逆転勝利し決勝へ。迎えた世界卓球金メダルの“絶対女王”孫穎莎との試合では、フルゲームにもつれ込んだ激闘を制し圧巻の中国勢3連勝を成し遂げた。
パリ五輪シングルスの出場権獲得を狙う平野は、孫穎莎を下したことで15ポイントを獲得し312ポイントにアップ。1位早田ひな(日本生命)の497.5ポイントに次ぐ出場圏内の2位をキープし、3位伊藤美誠(スターツ)の275.5ポイントに差をつけている。
また、平野は4日に発表された世界ランキングでも前回の21位から7ランクアップさせ14位に浮上。日本勢では7位の伊藤、8位の早田に次ぐ3番手につけた。
中国勢3連勝に世界ランキング1位撃破と勢いに乗る平野が、パリ五輪出場権を獲得できるか。期待が高まる。
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文●SPREAD編集部