卓球の「ITTF-ATTUアジアカップ2025」が19日から23日にかけて、中国の深圳にて行われる。日本からは男女5選手ずつがエントリーしており、アジアの頂点をかけた戦いに挑むことになる。
躍進が期待されるのが世界ランキング上位者を揃える女子だが、今大会のグループステージで中国選手と対戦の可能性があり現地メディアも関心を示している。
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■グループステージは総当たりで実施
今回のアジアカップは19日から21日にかけてグループステージが行われるが、4名8グループによる総当たり戦となっており、上位2名が22日からの決勝トーナメントへ進むことになる。
中国メディア『捜狐』が触れたのが、日本女子選手の組み合わせ。11日の世界ランキングで5位の早田ひな(日本生命)、同6位の張本美和(木下グループ)、同8位の大藤沙月(ミキハウス)はそれぞれ別のグループに入るとしている。
中国選手と同じ組に入る可能性があるのが伊藤美誠(スターツ)で、前週のランキングで9位に入っていた伊藤はグループ7に振り分けられることが濃厚。「グループステージで間違いなく蒯曼と対戦することになる」と言及しており、「シンガポールスマッシュ2025」で準優勝し、世界ランクを7位まで浮上させた21歳サウスポーと対峙する可能性を指摘している。
また、平野美宇(木下グループ)もグループ1から4に振り分けられる可能性があるとのことで、世界女王の孫穎莎をはじめ、王曼昱、王芸迪、陳幸同という世界トップ4のいずれかと対戦のケースが考えられる。
中国、日本勢を中心に女子の優勝争いが予想されるアジアカップ。そのなかで、伊藤や平野がマッチアップの可能性がある中国選手相手にどのような戦いを見せるのかは注目が集まる。
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