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【函館記念/WIN5予想】メインは前走実績重視で想定“2桁”人気を含む厳選4頭 WIN4は連勝狙いで「一点突破」

 

【函館記念/WIN5予想】メインは前走実績重視で想定“2桁”人気を含む厳選4頭 WIN4は連勝狙いで「一点突破」

16日に函館記念(GIII、函館芝2000m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は、的中票数54票、払戻金827万1490円となり、2週連続の好配当を記録した。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

◆【函館記念2023予想/データ攻略】ポテンシャル◎馬に「3.1.1.1」 “データ派”こそ買うべきその根拠とは

■荒れる函館記念は前走実績を重視

過去10年の平均3連単配当額は57万9635円と、例年荒れるハンデキャップ重賞となっている。昨年も7番人気のハヤヤッコが後方からマクリ、そのまま優勝。2020年には15番人気のアドマイヤジャスタが制し、3連単343万2870円の高配当を記録したこともある。

人気傾向を見ると1~5番人気が8勝、残り2勝を7番人気と15番人気が分けており、優勝馬は上位人気から輩出される傾向が強い。昨年こそ7番人気のハヤヤッコが制しているが、2着には1番人気のマイネルウィルトスが入線。2021年は3連単の配当が20万1770円と荒れたが、優勝は2番人気のトーセンスーリヤだった。例年上位人気の一角が本レースを制しているが、複勝率は24.0%と控えめとなっており、むしろ伏兵の活躍が目立っている。

過去10年の2着馬に着目すると、7~14番人気が9度連対。2019年には9番人気のマイネルファンロンがクビ差2着に入るなど、波乱を予感させた。人気傾向見る限り大波乱が起こってもおかしくはなく、WIN5攻略には手広く攻めていくことが求められそうだ。

脚質傾向を見ると逃げ【3.0.1.7】、先行【5.5.5.18】、差し【1.3.3.55】、追込【1.2.1.49】。追込の1勝2着1回はマクリであったことを考慮すると、前が止まらない傾向が強い。しかし今年のメンバーを見ると、テーオーシリウス、ドーブネ、ユニコーンライオンといった確かな先行力を持つ3頭が出走する予定。ハナの奪い合いで3頭が序盤から叩きあえば、中団から後方に待機したメンバーにも勝算はある。とくに前走・垂水Sで3角手前からマクリ、そのまま勝ちきったアルナシームや、前走・エプソムCで早めの仕掛けを見せたヤマニンサルバムも警戒しておきたい。

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最後に前走クラス別傾向を見ると、重賞組【9.6.7.56】、オープン/リステッド競走組【1.4.2.67】、2勝・3勝クラス【0.0.1.5】となっており、重賞組が好成績を残している。なかでも前走・GIII組は【5.2.4.33】で勝率11.4%を記録。前走6着以内に限ると【5.1.1.10】勝率29.4%まで上がる。このデータをクリアしているのはヤマニンサルバムハヤヤッコイクスプロージョンの3頭が浮上。

前走データに合致する3頭とレース展開が向きそうなアルナシームを含めた4頭を押さえ、荒れるWIN5メインレースを攻略する。

■WIN4は連勝がかかる先行馬で「一点突破」

WIN1福島10R・会津Sは、過去10年間において7月に同コースで行われた2勝クラス及び3勝クラスの全16鞍を参考に分析する。脚質傾向を見ると逃げ3勝、先行6勝、差し7勝、追込0勝で後方一気は決まらず、前が有利な傾向となっている。パウオレ、スプラウティング、サザンエルフ、ウラカワノキセキの先行馬4頭を押さえ、WIN1突破を狙う。

WIN2函館10R・駒場特別は2014年を除く9年間のデータで分析をする。人気傾向を見ると1番人気5勝、4番人気3勝、3番人気1勝と優勝は上位人気の一角が占める。脚質傾向を見ると逃げ3勝、先行5勝、追込1勝で追込はマクリによるものとなっており、前が止まらない。ここで波乱が起こる可能性は少ないと見て、先行力が魅力のスマートサニーアスクビックスターの2頭で勝負する。

WIN3中京11R・名鉄杯は過去10年間、7月に同コースで行われたオープン/リステッド競走の全7鞍を参考に分析する。脚質傾向を見ると、逃げ2勝、先行3勝、差し0勝、追込2勝で前が有利ではあるものの、最終直線が東京競馬場に次ぐ410.7mということもあり、末脚勝負の可能性も高い。先行力が確かなロードエクレール、メイクアリープを押さえ、前走で4角10番手から4着に追い込んだフィロロッソでWIN3突破を狙う。

WIN4福島11R・福島テレビオープンは芝1200mで行われた過去3年間のデータをもとに分析する。脚質傾向を見ると、先行馬が3勝を挙げ、前が有利となっている。しかし逃げ馬の台頭はなく、番手から好位追走がベストポジションとなりそうだ。今回のメンバーでは前走ストークSで番手追走から押し切ったシナモンスティックが最右翼とみた。WIN4は一点突破を狙う。

WIN1:パウオレ、スプラウティング、サザンエルフ、ウラカワノキセキ
WIN2:スマートサニー、アスクビックスター
WIN3:ロードエクレール、メイクアリープ、フィロロッソ
WIN4:シナモンスティック
WIN5:ヤマニンサルバム、ハヤヤッコ、イクスプロージョン、アルナシーム

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計96点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)