【エリザベス女王杯/危険な人気馬】名手×前走好走の3歳一角は“消し” 「8頭中6頭の条件を満たさず」

 

【エリザベス女王杯/危険な人気馬】名手×前走好走の3歳一角は“消し” 「8頭中6頭の条件を満たさず」

今週は秋の最強牝馬決定戦、第48回エリザベス女王杯(GI、芝2200m)が京都競馬場で行われる。

今年は三冠牝馬リバティアイランドがジャパンカップへ出走予定で、GI馬は連覇を狙うジェラルディーナ1頭のみの混戦模様。府中牝馬Sを制して勢いに乗るディヴィーナや、オークス2着など3歳三冠路線で好戦したハーパー、良血サリエラや昨年2着のライラックなど、伏兵陣にもチャンス十分の一戦だ。

そんな中、ローズSで2着した魅惑の3歳馬ブレイディヴェーグが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。

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■GI実績のない3歳馬は黙って消し

ブレイディヴェーグは1勝クラスを勝った身でローズSへ挑戦し、勝ち馬マスクトディーヴァをしのぐ上がり最速の時計をマーク。1馬身半及ばず2着に敗れたが、強烈な切れ味は新星登場を予感させるレースぶりだった。

その後、マスクトディーヴァが秋華賞でリバティアイランドを上回る上がり時計で2着に好走しており、ブレイディヴェーグも秋華賞に出走していれば、同等のパフォーマンスを見せていたのでは、そんな期待を抱かせる1頭だ。

しかし、重賞未勝利の3歳馬がエリザベス女王杯でいきなり好走できるほど甘くはない。過去には三冠馬スティルインラブやアパパネも苦汁を舐めたレースである。過去10年で3歳馬の成績は【2.4.2.30】と、古馬との比較ではやや劣勢。勝ち馬2頭はGIで連対実績があり、3着以内8頭中6頭に重賞勝ちの実績があった。

また、ブレイディヴェーグのキャリア4戦という経験値の浅さもネック。これまでの最少キャリアは、2002年の勝ち馬ファインモーションの5戦で、無敗5連勝で秋華賞を制したGIウイナー。2006年カワカミプリンセスもキャリア5戦で、1位入線12着降着となったが、こちらも無敗の5連勝で秋華賞を制していた。

近年では2019年ラヴズオンリーユーがキャリア4戦で3着に好走しているが、こちらも無敗の4連勝でGI馬。つまり、キャリアの浅さを補うのは「無敗のGIウイナー」である必要があり、その点、ブレイディヴェーグは実績面で見劣る。

過去4戦すべてで上がり最速、加えて前走ローズSのパフォーマンスや、この秋絶好調のルメール鞍上で1番人気に支持されそうな雰囲気も漂うブレイディヴェーグ。過去10年の1番人気の成績は【1.2.2.5】で、わずか1勝と信頼度がいまひとつなのも気がかりだ。これらの点を踏まえ、過剰な人気を集めるほどの信頼感はないと考え、ここは思い切って「消し」でいきたい。

エリザベス女王杯2023 予想コラム一覧

馬券攻略ガイド

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11/11~12 重賞全頭診断

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◆著者プロフィール

石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。

izukawaya