今週は福島競馬場で、第59回福島記念(GIII、芝2000m)が行われる。波乱傾向の強いローカルハンデ戦。雨予報も出ている今年は大荒れの可能性がありそうだ。
ここでは馬券検討のヒントとして、出走馬16頭の全頭診断を行う。
◆【エリザベス女王杯2023特集】予想に役立つ馬券攻略ガイド 出走予定馬、予想オッズ、過去10年データ・傾向、追い切りetc.
■福島記念2023 出走予定馬全頭診断
・アケルナルスター
直線急坂コースの成績【2.0.1.9】に対し、直線平坦コースは【2.1.1.2】。その条件にあたった近2走は馬券内を確保した。大マクリを得意とする馬だけに、非急坂コースかつ小回りの福島は歓迎。何らかの印は必要か。
・アナザーリリック
今年使われた2戦はいずれもフタ桁着順。厳しい。
・ヴァンケドミンゴ
かつての福島巧者も7歳を迎えピークアウトの感あり。変わり身は望み薄か。
・ウインピクシス
秋競馬では【2.1.1.0】と大崩れなし。そのなかには福島芝での勝利も含まれている。牡馬相手のここは距離延長ローテでもあるが、小回り向きの脚質からノーマークにはできない。
・カレンルシェルブル
馬券外が続く近走だが、上がり3F最速をマークしているように展開が向かなかったと捉えたいところ。重賞勝利実績を持つ逃げ馬が揃い、マクリ差しを得意とする馬もいるここはハイペース想定。稍重の成績【3.0.1.1】も日曜福島の雨予報を考えるとプラスに働きそうだ。
・カントル
7歳馬だが、今年2度の連対とまだまだ健在。とはいえ重賞では【0.0.0.5】と厚い壁に跳ね返されており、苦戦は免れられないか。
◆【エリザベス女王杯2023予想】芸能人・著名予想家の本命馬・注目馬予想まとめ
・グリューネグリーン
4着の前走は着順こそ悪くないが、勝ち馬とは1秒差。同世代のシルトホルンに0秒8差をつけられており、前進を望むのは酷に映る。
・シルトホルン
初の古馬相手となった前走オクトーバーS。前残りの展開を利してそのままなだれ込む形での連対をはたした。距離と道悪をこなしたのは大きな収穫。外枠だと厳しい印象も、ロスなく運べる枠なら侮れない。
・ダンディズム
タイプ的にはアケルナルスターと同じマクリ差し系の馬。5走前の関門橋Sは1000m通過56秒6の超ハイペースをマクリ差しで連対しており、同様の展開も見込めるここは軽視禁物だ。
・ダンテスヴュー
重→良馬場替わりの前走快勝。現状は良馬場が合っている印象で、道悪想定の日曜福島での連続好走は至難の業と言える。
◆【エリザベス女王杯2023予想/全頭診断】想定8人気以下に「2.0.1.0」 ”前走は参考外”の穴馬候補
・テーオーシリウス
芝で挙げた3勝すべてが逃げ脚質。典型的な行ってナンボ、という馬で前走は積極策が功を奏したのだろう。ここも同様の戦法が予想されるが、重賞勝利実績を持つ逃げ馬が揃ったメンバー構成。バッサリ消しの選択肢も考えられる。
・ナイママ
芝での馬券内は北海道の洋芝に限定。厳しい。
・ノースザワールド
3勝クラスを制したあとは強豪相手のレースを選択。そのなかで前走毎日王冠は勝ち馬と0秒4差に入っており、着実に力をつけてきている印象だ。4走前は重馬場での快勝。雨予報が出ている日曜福島の馬場コンディションは歓迎のクチだ。
・バビット
勝ち馬と1秒以上離される競馬が続く近走。復調にはもう少し時間がかかりそうだ。
・ホウオウエミーズ
この馬で強調したいのは道悪適性。全5勝を道悪で挙げている生粋の道悪巧者で、前走も得意馬場での好走だった。福島芝2000mは2走前に七夕賞3着あり。当時と同じ斤量54キロかつ道悪想定のここはチャンス到来だ。
・ユニコーンライオン
昨年のこのレース勝ち馬だが、その後は精彩を欠くパフォーマンスに終始。斤量59キロも楽ではないだろう。
UMAJIN.netより一部編集・転載(2023年11月9日 18:01公開の記事)
エリザベス女王杯2023 予想コラム一覧
馬券攻略ガイド
◆エリザベス女王杯馬券攻略ガイド 本命穴馬予想、追い切り、過去10年データ傾向、予想オッズetc.
追い切り診断
◆【追い切り診断】ジェラルディーナを上回る「S」の最高評価 「操縦性と精神面はかなりのレベル」
◆【追い切り診断】ジェラルディーナがまさかの……辛口評価「B」 「手を抜くことを覚えてしまったか」
◆【追い切り診断】ブレイディヴェーグに迫る「A」の高評価 「仇敵不在のここでビッグタイトル獲得」
◆【追い切り診断】ハーパーと並ぶ高評価は4歳世代の一角 「充実期の今なら、大駆け注意」
データ攻略
◆【データ攻略】「83 or 0%」該当はハーパーと”単勝10倍超”の穴馬
◆【データ攻略】人気一角は”消し”も……ジェラルディーナの「75 or 0%」
穴馬予想
◆【WIN5予想】メインはディヴィーナと想定“2桁人気”の1頭 オーロCも穴馬2頭で高配当狙い
◆【危険な人気馬】名手×前走好走の3歳一角は“消し” 「8頭中6頭の条件を満たさず」
血統予想
◆【血統予想】GI未勝利馬が単回収値「164」 ラッキーライラックも該当の特注データ
11/11~12 重賞全頭診断
◆【デイリー杯2歳ステークス】「凡走があっても驚けない」想定2人気以内の馬とは
◆【武蔵野ステークス】人気一角に「4.0.0.0」該当も……当日の馬場がカギ
◆【福島記念】軸候補に「3.0.1.1」 雨予報で波乱必至か
枠順・前走ローテ・過去10年データ傾向など
◆【枠順】人気3歳馬に“馬券内率100%” 「回収値140超」の枠に穴馬がイン
◆“ブレイディヴェーグに宿る「クイーンの血」 女王の座に届かなかった母たちの“再戦”
◆“第二のオンナ”に伸るか反るか……牝馬三冠世代に挑んだ3歳牝馬の記憶
◆“R.ムーア騎手、ムチの使用回数超過処分に不服申立てで「保留」 エリ女のジェラルディーナは騎乗可
◆【全頭プロフィール】連覇狙うジェラルディーナ 「2.0.0.0」の穴馬も虎視眈々
◆【人気傾向】ブレイディヴェーグは“複勝率83.3%”の条件合致か、人気馬ワンツーはわずか1回
◆【脚質傾向】サリエラ、ブレイディヴェーグに”勝機” 京都は瞬発力重視
◆【前走ローテ】ハーパーに「0.0.1.10」 単勝回収値「337」の4歳牝馬とは……
◆【エリザベス女王杯2023予想】芸能人・著名予想家の本命馬・注目馬予想まとめ
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。















