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【共同通信杯/騎手データ】“人気以上に走る”馬券内率100%データ発見 「ジャンタル&川田Jは相手まで」

 

【共同通信杯/騎手データ】“人気以上に走る”馬券内率100%データ発見 「ジャンタル&川田Jは相手まで」

2月11日は東京競馬場で今後の牡馬クラシックに繋がる共同通信杯(GIII、芝1800m)が開催されます。

今回は2003年の中山開催を除き、2000年以降の過去データを基に、気になる騎手データを見ていきましょう。

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■横山武史騎手は妙味あり

今年の共同通信杯に騎乗する騎手の中で、集計期間内に騎乗経験があるのは7騎手。各騎手のデータは次の通りです。

共同通信杯データ(2000-23年、03年の中山開催を除く)

騎手によって騎乗数にバラつきは見られますが、本重賞で好成績な騎手が揃った印象です。今回は連対率を重視し、3騎手をピックアップ。

最初に取り上げるのが連対率50.0%の横山武史騎手です。

集計期間内の騎乗数こそ2鞍ですが、2021年は4番人気のエフフォーリアを1着に導いていますね。同馬のその後の活躍ぶりは説明不要でしょう。ただし、さすがに2鞍ではサンプル不足ですから、集計対象を2000年以降の東京芝1800m重賞に広げて算出すると、その結果は【1.1.1.6】の連対率22.2%。

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さらに「2~4番人気の馬」に跨った際は【1.1.1.1】の連対率50.0%、複勝率75.0%。1番人気に1度も騎乗がなかったことを考慮すると上々の数値で、“買い”と判断できます。

同騎手は今年の共同通信杯で前日16時時点7番人気のフォスターボンド(牡3、美浦・中川公成厩舎)に騎乗予定。妙味もありますし、押さえてみたいですね。

■C.ルメール騎手は条件合致で複勝率100%

続いて連対率37.5%、複勝率62.5%、単勝回収値126、複勝回収値125と文句なしの成績を誇るC.ルメール騎手のデータを見ていきます。

2010年のアリゼオ(1番人気3着)、16年のメートルダール(3番人気3着)、20年のダーリントンホール(3番人気1着)、22年のジオグリフ(1番人気2着)、23年のファントムシーフ(3番人気1着)で5度の馬券絡みがありますね。

注目ファクターは「前走着順」で「前走3着以下の馬」に騎乗時は人気不問で【2.1.1.0】連対率75.0%、複勝率100%を記録。昨年のファントムシーフや一昨年のジオグリフなどが当てはまるデータで、重賞をちょい負け⇒共同通信杯で好走というパターンが見られます。

なお、C.ルメール騎手が今年の共同通信杯で跨るのが前日16時時点6番人気のショーマンフリート(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)。

人気は過去騎乗馬と比べて劣りますが、他騎手からC.ルメール騎手への乗り替わりも【2.0.1.1】の連対率50%という熱いデータが見つかり、データ上は買い。人気以上の走りに期待できそうですね。

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■戸崎圭太騎手は5番人気以内なら

続いて連対率22.2%の戸崎圭太騎手のデータを見ていきましょう。

同騎手は2016年のイモータル(5番人気2着)、17年のムーヴザワールド(1番人気3着)、19年のダノンキングリー(3番人気1着)で3度の馬券絡み。

注目ファクターは「人気」で「当日1-5番人気の馬」に騎乗時は【1.1.1.1】の連対率50.0%、複勝率75.0%です。上述した3頭とも該当するデータですね。

今年の共同通信杯で戸崎圭太騎手が騎乗するのが、前日16時時点5番人気のジャスティンミラノ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)。当日5番人気以内に推される可能性があり、C.ルメール騎手と同様に人気以上の走りが見られそうです。

■ジャンタルマンタル&川田将雅騎手は?

最後に前日16時時点1番人気のジャンタルマンタルに跨る川田将雅騎手のデータを見ていきます。

同騎手は昨年の共同通信杯で1番人気のダノンザタイガーに跨り3着で、集計期間内の成績は【0.0.1.1】。ただし、これだけではサンプル不足で巧拙を判断できません。

横山武史騎手と同様に集計対象を2000年以降の東京芝1800m重賞に広げて算出すると、その結果は【1.6.5.15】連対率25.9%です。このうち、1~2番人気では【1.3.2.4】連対率40.0%、複勝率60.0%と数値は優秀ですが、気になるのが勝率の低さですね。

データ上は勝ち切れないと判断できますので、頭よりはあくまで相手として考えてみてください。

以上、共同通信杯の気になる騎手データでした。データ注目騎手はC.ルメール騎手と戸崎圭太騎手の2騎手です。両騎手とも馬券圏内に突入なら配当面に期待ができそうです。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。