■ラヴェル
前走の秋華賞は、五分のスタートから積極的に押して3番手に構えると、道中は馬群の外を追走。そこから手応えよく勝負どころを迎えたものの、勝ち馬のリバティアイランドに外から早めに捲られ、最後まで抵抗する力が残っていなかった。今回はその秋華賞以来、約4カ月ぶりの競馬となる。
◆【京都記念2024予想/追い切り診断】ベラジオオペラを上回る「S」の最高評価 「絶好の仕上がりで勝ち負け必至」
元々ポテンシャルが高かった馬で、デビュー戦を快勝して臨んだ次走のアルテミスSでは、のちに牝馬三冠に輝くリバティアイランドを従えて重賞初制覇を飾った。その後は勝ち星こそないものの、3走前のオークスでは、早めに抜け出してそのまま押し切るかの競馬。最後は惜しくも4着となり馬券には絡めなかったが、この走りができれば、このメンバーに入っても見劣らない。
なかなか成績が安定してこないが、真面目で頑張りすぎてしまうのがその原因で、自ら消耗してしまうところがある。今回もその可能性は付きまとうものの、12頭立ての少頭数に加え、広々とした京都の外回りコースとなれば、いくらかリラックスして走れそうだ。さらに外枠の呪縛からも解放され、後入れの偶数枠に入ったこともあり、スムーズなスタートも決められそう。条件がそろった今回、一発ズドンの可能性は十分にあると見た。
2/10~11開催重賞 予想コラム一覧
特集
◆【馬券攻略】芸能人・予想家の本命・注目馬予想まとめ 「前週1着サクラトゥジュールを指名でズバリ!」
◆【京都記念】出走予定・枠順、予想オッズ、過去10年データ・傾向「4角6番手以下は勝ち馬ゼロ」
◆【共同通信杯】出走予定、予想オッズ、過去10年データ・傾向「ジャンタルマンタル無傷の4連勝なるか」
京都記念2024予想
◆【追い切り診断】ベラジオオペラを上回る「S」の最高評価 「絶好の仕上がりで勝ち負け必至」
◆【追い切り診断】ステッキ連発の闘魂注入で高評価 「前哨戦?と首を傾げる申し分ないデキ」
◆【追い切り診断】ルージュエヴァイユに迫る高評価で巻き返し警報 「状態キープで再現はある」
◆【追い切り診断】人気一角の5歳馬が……まさか「B」の低評価 「時計比較でもかなり見劣る」
◆【枠順傾向】プラダリアが“連対率4.5%”の危機 想定8人気の伏兵に好条件揃う
◆【京都記念】過去“3連単67万円超”の波乱含み 狙いは伏兵ワン・ツーの馬単万券「高配当メソッド」
◆【前走ローテ】「格がモノを言う」 単回収値601、馬券内率66.7%の狙って“オイシイ”安定株は?
◆【危険な人気馬】重賞ウイナーながら“消し”の根拠 「ここはベスト条件にあらず」
共同通信杯2024予想
◆【データ攻略】予想単勝オッズ10倍超に「単回収値356」 ジャンタルマンタル1強に抗う穴馬
◆【データ攻略】ジャンタルマンタルに「0.2.1.12」 “馬券内率80%”の無敗馬が主役へ
◆【騎手データ】“人気以上に走る”馬券内率100%データ発見 「ジャンタル&川田Jは相手まで」
◆【穴ライズ】「ポテンシャルは重賞級、見限るのは早計」 単勝オッズ“2桁”想定の刺客
◆【穴ライズ】「メンバー屈指の切れモノは、伸びシロも十分」 前日“6人気”前後の伏兵
◆【共同通信杯】ジャンタルマンタルの逆転候補に“ジャスティン”か“ベラジオ”か 「ディープに重なる破壊力に期待」
◆【WIN5予想】“東京なら”ジャンタルマンタルを凌ぐ1頭 京都記念は前走大敗馬で両メイン「一点突破」
◆【前日オッズ】7勝マークの“勝ち負け濃厚ゾーン”にミスタージーティーとエコロヴァルツ
著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。