JRAは11日、第84回皐月賞(GI、中山芝2000m)の枠順を発表した。
76年ぶり史上3頭目の牝馬Vを目指すレガレイラは5枠10番、最優秀2歳牡馬のジャンタルマンタルは4枠8番、ホープフルS2着の世界的な良血馬・シンエンペラーは4枠14番から発走する。
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■1枠が最多3勝も鬼門
過去10年、最多の3勝を挙げるのは1枠【3.0.0.16】勝率15.8%で、後に3冠を制したコントレイルや昨年のソールオリエンス、2014年のイスラボニータによるもの。いずれも2番人気以内で、その成績は【3.0.0.4】と、人気面を考慮すると必ずしも良い枠とは言えない。2023年には2番人気ダノンベルーガが4着に敗れたが、コントレイルもソールオリエンスも気性や脚質に合う枠ではなかった。中山最終週でもあり、終始内を走らされることになれば消耗しやすく、むしろ力が相当にある馬でないと克服できない枠かもしれない。
ただ、今年1枠に入ったサンライズジパングとメイショウタバルはタフな馬場をクリアできるタイプ。良馬場の高速決着にさえ対応できれば穴で一考してもいいか。
安定感を示すのは4枠で【2.3.2.13】複勝率35.0%と抜けている。4枠から半分より前で競馬した馬に限ると【2.3.1.5】複勝率54.5%を誇る。ある程度の位置を取れる馬ならロスを防ぎつつ、レース運びがしやすい好枠と判断できる。ジャンタルマンタルは最良の枠を手に入れたと言えるだろう。
■フルゲートなら外めが狙い
過去10年で7枠が【1.3.0.23】、8枠が【1.2.2.22】と2着が多いのは、やはりロスが響いている印象だが、フルゲートで行われた7回を見てみると、1桁馬番が【3.4.2.54】勝率4.8%、複勝率14.3%に対して2桁馬番が【4.3.5.51】勝率6.3%、複勝率19.0%と、外めの枠の方が優勢だ。また、1桁馬番で好走したのは全て人気サイド。4番人気以内の馬で【3.4.2.10】複勝率47.7%だった。前述のジャンタルマンタルはここでもプラスデータに該当、軸としての役割は果たせそうだ。
一方、2桁馬番は例年少なくとも1頭が馬券に絡んでおり人気に関わらず好走している。このうち偶数番が【3.2.4.26】勝率8.6%、複勝率25.7%、回収値は単勝119、複勝114、奇数番が【1.1.1.25】勝率3.6%、複勝率10.7%、回収値は単勝80、複勝33と差は歴然。レガレイラやシンエンペラーには追い風も、ジャスティンミラノにとってはマイナスデータだ。
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(SPREAD編集部)