JRAは10日、第19回ヴィクトリアマイル（GI、芝1600m）の枠順を発表した。
マイルCS覇者のナミュールは6枠10番、マジックマン・モレイラを背にGIタイトルを目指すマスクトディーヴァは4枠6番、NHKマイルカップ2着の素質馬ウンブライルは3枠5番から発走する。
◆【ヴィクトリアマイル2024予想／追い切り診断】最高評価「S」はナミュールかマスクトディーヴァか 自然体で自己ベストに「充実一途」の感
目次
■勝利を引き寄せる2～3枠
過去10年、最多5勝を挙げるのが3枠で【5.0.1.14】勝率25.0％、単回収値211をマーク。2021年にグランアレグリア、22年にソダシ、23年にソングラインと連勝中。偶然とも見れるかもしれないが、2枠が【2.1.2.15】複勝率25.0％で2位につけており、2～3枠はレース運びがしやすい枠と言えそうだ。2～3枠のうち、当日4番手から10番手以内につけた差し馬に限ると【7.1.3.11】勝率31.8％、複勝率50.0％と高値安定。スタニングローズとウンブライルは脚質的にも、2強に割って入る存在としてチャンスがありそう。
2勝で続くのは7枠【2.0.1.25】。2016年以降は馬券絡みがないものの、昨年、2021年、20年と2桁人気馬が4着まで来ており、波乱の可能性を秘める。他に勝利を挙げているのは6枠だけで【1.1.0.18】。複勝率10.0％はもっとも悪い成績で、好走馬2頭は3番人気以内となっており、回収値は単勝7、複勝15と、複回収値も抜けて悪い。ナミュールは昨年（2人気7着）に続いて6枠発走。Bコース替わりで後方一気の外を回す競馬になると取りこぼしがないとは言えない。
■2、3着付けで狙える8枠と真ん中枠
2枠に続く複勝率17.2％をマークするのが8枠で【0.3.2.24】。2015年に最低人気のミナレットが3着に激走した枠でもあるが、5番人気以内が【0.3.1.2】複勝率66.7％、複回収値143と、2、3着付けで狙いたい。今年人気サイドが8枠に入っていないが、善戦した馬はどちからと言うと先行好位から運んだ馬が目立つ。フィールシンパシーは侮れないかもしれない。最内の1枠は【0.0.3.17】と唯一連対馬が出現しておらず不振傾向。内に閉じ込められるリスクがあり、マークを受ける人気馬なら、なおのことやりづらい枠となる。
4枠と5枠は勝ち馬こそ出ていないが、それぞれ【0.2.1.16】、【0.3.0.16】と合わせて2着5回は優秀。しかも好走馬6頭のうち5頭が4番人気以下で2桁人気馬3頭も含まれる。4～5枠に入った馬のうち、前走が阪神牝馬S、3勝クラス以外のレースだった馬に限れば【0.4.1.12】連対率23.5％、複勝率29.4％で複回収値は235を記録。昨年からの巻き返しを期すサウンドビバーチェは押さえた方がベターだろう。
ヴィクトリアマイル2024 予想コラム一覧
馬券攻略特集
◆【特集】出走予定・枠順、追い切り、予想オッズetc. お役立ち馬券攻略ガイド
◆【まとめ】芸能人・予想家の「ヴィクトリアマイル」本命・注目馬予想＆過去レース振り返り
◆【まとめ】「ヴィクトリアマイル」大口投票パトロール マスクトディーヴァの単勝に240万円 “2桁オッズ”にも複勝110万か
◆【高配当メソッド】JRA重賞最高払い戻しの「3連単2000万馬券」など大荒れGI “馬券内率52％”の中穴に妙味
追い切り評価
◆【追い切り診断】最高評価「S」はナミュールかマスクトディーヴァか 自然体で自己ベストに「充実一途」の感
◆【追い切り診断】復調気配の4歳牝馬に辛口評価「B」 反応がチグハグで精神的に「大きなブレ」がある
◆【追い切り診断】マスクトディーヴァに迫る「A」の高評価 弾丸のようなフォームで前走時から数段アップ
データ分析・過去傾向
◆【データ攻略】想定5人気以下に“東京最強のジョーカー”降臨 マスクトディーヴァには「0％」の鬼門出現
◆【データ攻略】2強の1頭に「4.1.1.0」で圧勝ムード “半信半疑なら買い一択”の根拠は4走前
◆【全頭診断】2強の片方に“勝率0％”の壁 穴妙味は「3.0.0.0」条件期待の想定6人気以下
◆【前走ローテ】阪神牝馬S組「最多4勝」も疑問 “条件付き”で狙うなら「複勝回収値458」のローカル組
◆【血統展望】想定7人気以下に“2070万馬券の使者”との共通点 「3.0.0.3」で穴候補に名乗り
穴馬予想・その他コラム
◆【穴馬アナライズ】「波乱の歴史は繰り返す、穴党が狙うならこのパターンしかない」 単勝オッズ“20倍台”で穴妙味
◆【穴馬アナライズ】「近走だけで見限るのはさすがに早すぎる、ここは買い要素タップリ」 想定“8人気”以下の盲点
◆【危険な人気馬】4歳一角は“消し”判断 「馬券内率10%」程度では簡単に飛びつけない
（SPREAD編集部）
