【ヴィクトリアマイル/穴ライズ】「近走だけで見限るのはさすがに早すぎる、ここは買い要素タップリ」 想定“8人気”以下の盲点

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■ハーパー

今年初戦となった前走の大阪杯は、直線で伸びを欠き13着に敗れたハーパー。前々走の有馬記念でも9着と、ここ2戦は連続して掲示板を外している。しかし、いずれも一線級の牡馬が相手であることを思えば、そうネガティブに考える必要はないだろう。

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昨年は牝馬三冠皆勤に加え、エリザベス女王杯にも出走。4、2、3、3着と惜しくも戴冠には手が届かなかったものの、距離や相手を問わず、安定して好走を重ねていた。現4歳世代上位のポテンシャルを持っていることは間違いない。

中距離のイメージが強い馬だが、マイル戦はこれまで3戦し、うち2勝を挙げている。さらに、自身初の重賞タイトルとなった昨年2月のクイーンCは、ヴィクトリアマイルと同じ東京芝1600m。舞台適性の高さに加え、牝馬限定戦と買い要素タップリのここなら、復活の走りまで期待していい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。