京都で行われる宝塚記念は2006年、ディープインパクトが勝利した年以来のこと。あの宝塚記念は雨の稍重、2分13秒0と時計を要した。これまで瞬発力勝負で部類の強さを発揮した英雄が道悪を物ともせず快勝した結果に、真の最強馬は馬場など問わない。適性の範疇を突き抜ける存在だと知った。この記憶は個人的に最強の定義に大きな影響を及ぼした。
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■雨の影響で道悪巧者が上位独占
あれから18年。またも京都の宝塚記念は雨の影響を強く受けた。このレースのテーマは京都、道悪、ドウデュースの現役最強の証明にあった。10週間と長い春の京都開催は天候に恵まれ、最終週まで絶好の馬場状態で進み、高速決着が多発。また、昨年の宝塚記念以降、芝中長距離GIはすべて良馬場で行われ、高速決着が続いた。
※昨年宝塚記念以降の芝中長距離GI※順位は2000年以降の記録
【宝塚記念】イクイノックス 2分11秒2(7位)
【天皇賞(秋)】イクイノックス 1分55秒2(1位)
【ジャパンC】イクイノックス 2分21秒8(2位)
【有馬記念】ドウデュース 2分30秒9(5位)
【大阪杯】ベラジオオペラ 1分58秒2(2位タイ)※GI昇格後
【天皇賞(春)】テーオーロイヤル 3分14秒2(5位タイ)
高速決着ばかりのこの路線において、今年の宝塚記念は異色といってよく、速い時計に涙を飲んできた道悪巧者にとって、これ以上ない舞台設定になった。良馬場以外5勝の道悪巧者ブローザホーンが勝ち、2着ソールオリエンス、3着ベラジオオペラは道悪重賞の勝ち馬。4着プラダリアは京都の道悪重賞Vと道悪適性が結果に影響したのは明らかだ。













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