第26回アイビスサマーダッシュ(8月2日/GIII、新潟芝直線1000m)には、昨年の覇者ピューロマジック、韋駄天Sを制したエコロレジーナ、同2着のアメリカンステージなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ウイングレイテスト」を取り上げる。
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目次
■ウイングレイテスト
函館スプリントSで大きく馬体を減らしながら、中6週でアイビスサマーダッシュへ向かう臨戦過程は一見すると不安も残る。ただ、昨年もほぼ同じローテーションで好走しており、今回も馬体回復を主眼に置いた調整。520キロ前後で最もバランスが良いタイプだけに、その回復具合こそが最大のポイントになる。
1週前は美浦坂路で4F55.1-39.0-24.7-11.7。回復途上を意識した入りだったが、ラストにかけては自らハミを取って加速し、重心の低い走りで坂を駆け上がった。腹回りにはまだ少し余裕を感じさせるものの、馬体の張りは十分で、皮膚の薄さからも代謝の良さが伝わってくる。最終追い切りはWコースで5F65.7-50.4-35.8-10.5。前半からリズム良く入ったが、真価はラスト1Fにある。鞍上が軽く仕掛けただけで一気にギアが上がり、唸りを挙げるような加速で駆け抜けた。ラスト1F10秒5は自己ベスト更新で、コンディションはすこぶる良さそうだ。
今回は「馬体回復が間に合ったか」という一点が最大の焦点だったが、1週前で十分な負荷を掛けられた上に、最終追い切りではラスト10秒5という強烈な加速を披露した点からも、その課題はかなり前向きに解消されたと判断していいだろう。年は重ねているが、直線競馬特有の一本調子のスピード比べにも十分対応できそうだ。昨年と同じローテーションでも、今年はより馬体に余裕を持たせた上で終いをここまで伸ばせている。少なくとも、前走の大幅馬体減を引きずっている雰囲気はなく、むしろ昨年以上の迫力と推進力を感じさせる仕上がりと言っていいだろう。
総合評価「S」
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