【MLB】今季の活躍ぶりを独自評価…元NPB助っ人たちの“通信簿” 守護神スアレスは文句なし「S」評価

守護神としてパドレスを支えるスアレス
ロベルト・スアレス(C)Getty Images

■【打者編】NPBでは不振も…チャンスを掴んだガルシアとメネセスは?

続いて打者を見てみよう。評価基準を満たした選手は2選手となった。チームへの得点にどれだけ貢献しているかを示す、出塁率と長打率を足したOPSを参考に総合的に評価した。

なお、今季ここまでのMLBのOPS平均は.704。数値は高いほど貢献度が高く、MLBでは1.000を超えると球界を代表する強打者といわれている。

アドリス・ガルシア(レンジャーズ)C:普通

75試合279打数61安打14本塁打42打点 打率.217、OPS.689

NPB在籍:2016巨人
NPB通算:4試合0本塁打0打点 打率.000 OPS.000

巨人で4試合出場も無安打で二軍落ち後に契約解除。日本では本領発揮とは言えなかったガルシアだが、MLBではカージナルス、レンジャーズでプレー。21年にシーズン31本塁打と開花した。23年には39本塁打、OPS.836をマークしレンジャーズのワールドシリーズチャンピオンに貢献。昨季が絶好調だっただけに今季ここまではファンの期待を裏切るかたちに。

ジョーイ・メネセス(ナショナルズ)C:普通

68試合251打数61安打3本塁打41打点 打率.243 OPS.620

NPB在籍:2018オリックス
NPB通算:29試合4本塁打37打点 打率.206 OPS.651

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MLB経験なしでオリックスに入団し、開幕からスタメンも5月に右手首を負傷し登録抹消。さらにはドーピング発覚により退団となった。22年にナショナルズでMLBデビュー。レギュラー定着2年目の今季は、ここまで16試合でマルチ安打を放つも安定感に欠けるため、なかなか打率があがってこない印象だ。

■【その他】元日ハム・マーティンも存在感を発揮

出場数が少なく、今回は評価対象外とした選手もみてみよう。

16~17年に日本ハムでプレーしたクリス・マーティンは、レッドソックスで24試合に登板し、防御率3.70、WHIPは1.03と好投している。同じく日本ハムで18、20年、ソフトバンクで21年にプレーしたレッズのニック・マルティネスは21試合で防御率4.25、WHIP1.13の成績。

16~18年に広島、19年にロッテでプレーしたジェイ・ジャクソンはツインズで20試合に登板し、防御率7.52、WHIP1.14。同じく広島で17年にプレーしたライアン・ブレイシアはドジャースで1先発を含む12試合に登板し防御率4.63、WHIP1.11をマークしている。

23年夏に阪神に加入したコルテン・ブルワーはカブスに移籍し、13試合の出場で防御率2.38、WHIP1.06とまずまずの成績を残している。

以上の元NPB戦士たちは及第点の成績と言っていいだろう。一方で前半戦はなかなか奮わなかった選手もいる。

19~22年にヤクルトでプレーし、21年に胴上げ投手となったスコット・マクガフはダイヤモンドバックスで23年のリーグ優勝に貢献。今季は2先発を含む20試合で防御率6.57、WHIP1.70と停滞気味。

20~23年中日でプレーし、22年には最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得したジャリエル(※NPBではヤリエル)・ロドリゲスは、ブルージェイズで4試合登板も、背中の痛みで現在負傷者リスト(IL)に入っている。

そして、17~19年にキューバからの派遣としてソフトバンクでプレーし、初打席初本塁打で注目されたオスカー・コラスは、ホワイトソックスで13試合に出場し打率.273、OPS.641をマークするもマイナーに降格した。

日本人選手のMLBでの活躍は注目されるが、日本で助っ人としてプレーした選手がMLBで再び活躍する姿が見られるのもMLBの楽しみの一つ。今後も元助っ人たちの活躍にも期待しよう。

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