【MLB】「50-50は壮大な物語の始まりに過ぎない」大谷翔平、“野球の神様”と同じ道を辿るのか……

 

A.Kudo/SPREAD編集部

ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images
ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

ドジャース大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、今季3度目のナ・リーグ週間最優秀選手(MVP)に選出された。先週の成績は、7試合に出場して打率.500、6本塁打、17打点、7盗塁、OPS1.688だった。

他に類を見ない活躍を続ける大谷。そんななか、米老舗スポーツ誌『スポーツ・イラストレイテッド』は「50-50のシーズンは、ショウヘイ・オオタニの壮大な物語の始まりに過ぎないかもしれない」と題した記事を投稿した。

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■栗山監督「彼には80本くらい打てる能力がある」

大谷はレギュラーシーズン終了まであと6試合を残して、打率.301、53本塁打、123打点、55盗塁、128得点、OPS1.023をマーク。10月には自身初のプレーオフが控えている。

米老舗スポーツ誌『スポーツ・イラストレイテッド』のトム・ベルドゥッチ記者は、「今シーズン(の活躍)は、1919年にベーブ・ルースがそうであったように、オオタニが野球の可能性を再定義する始まりに過ぎないのかもしれない」と、ルースと大谷を重ねて今後の活躍を展望する記事を掲載した。

ルースは19年に29本塁打を放ち、35年間破られなかったネッド・ウィリアムソンの27本塁打の記録を破った。翌年には54本塁打をマークし、有識者から「これ以上の記録更新はほぼ不可能」と言われるなかで、翌年には59本塁打、6年後には60本へと記録を伸ばした。

同様のことが、大谷にも起こるのではないかと、ベルドゥッチ記者は期待している。その根拠として、大谷をよく知る人物は「50-50は始まりだ」と信じているという。大谷の代理人を長年務めているネズ・バレロ氏は「これまでの6年間はすべてデビューのため。彼はようやく世界の舞台に立ったばかりだ。我々はまだ始まったばかり」とコメント。

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大谷の“二刀流育ての親”とも言われる栗山英樹氏も、日本のインタビューにて「数字は素晴らしいが、彼の可能性はもっと高いと私は見ている」とし、「彼は打席でよくミスをする。正直言って、彼には80本くらいホームランを打てる能力があると思っている」と語ったという。

■「記録を追い求めることなく、記録を打ち立てている」

また、ベルドゥッチ記者は「オオタニはドラマチックな才能を持っている」とも述べた。2022年にグリーンモンスター直撃の適時打を放ち、自身の背番号「17」の看板カードが落下したり、ドジャース移籍後初の本塁打がメジャー初本塁打と同日であったり、「50-50」に到達したときにも「打者史上もっとも得点力のある試合でそれを達成した」とした。

初のポストシーズンでも「何が起きてもおかしくない。ただ、オオタニは他の選手よりもその瞬間に備えていると期待されているだけだ」と、大谷なら何かしてくれるのではないかと期待が膨らんでいる様子だ。

大谷はあと6試合を残して、今季打率.301、53本塁打、123打点、55盗塁、128得点、OPS1.023をマーク。チームを優先することで記録を塗り替えていく大谷に対し、ベルドゥッチ記者は「彼は記録を追い求めることなく、記録を打ち立てている」と絶賛。「壮大な物語が始まった。神よ、この才能溢れる男についてもっと教えてください」と今後の活躍にも期待を寄せた。

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