第49回エリザベス女王杯は、3年前には10番人気のアカイイトが優勝、10→7→9番人気の決着となり3連単は339万の配当を記録するなど、荒れるときはとことんまでの大荒れが起こるGI。史上初の秋華賞組「ゼロ」など、戦前からイレギュラーな展開を見せる今回は穴馬台頭に大きな期待が持てる。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「モリアーナ」を取り上げる。
◆【エリザベス女王杯2024/穴馬アナライズvol.1】前日“10人気”前後に警戒 「展開利」の恩恵あるメンバー構成に感じる激走の可能性
Advertisement
■モリアーナ
3走前の阪神牝馬Sでは久々のマイル戦ながらトップクラス相手に3着と好走し、適性を示したかのように見えたが、結果的にこれが誤算。以降、マイル前後の距離を使われたものの、続くヴィクトリアマイルでは序盤から流れに乗れず7着。さらに、1800mのクイーンSと府中牝馬Sではハミを噛んでしまい、脚を溜められずに12着、8着に敗れている。
今回は今年1月のAJCC以来となる2200m戦。当時は不良馬場で脚を取られる場面もあったが、それでも道中でしっかり脚を溜め、最後には上がり最速の脚で追い込んできた。チャックネイトやボッケリーニ、クロミナンスといった牡馬の骨っぽい相手に僅差の4着に好走しており、近走のレースぶりからも、この距離が最も合っているだろう。
気難しいタイプのため、今回はハミを工夫してレースに臨む。AJCCや重賞初勝利となった紫苑Sのように、ハマった際の爆発力はこのメンバーの中でも見劣りはしない。コーナー4回のコースで息が入る展開になれば、一発があっていい。
◆【エリザベス女王杯2024予想】芸能人・予想家の本命・注目馬予想まとめ 前週“穴馬”指名で3着内の気になる◎は?
◆【エリザベス女王杯2024予想/追い切り診断】復活目指す実績馬に辛口「B」評価 力んで失速ラップ……「精神面のブレ」が課題か
◆【エリザベス女王杯2024予想/データ攻略】名手騎乗の良血馬に「0.0.0.14」 調教プラン変更で“消し”に振り切る選択も