【MLB】「相手投手は15球以内に消耗する」ジャッジが“ソトの重要性”を強調 ドジャースMVP打線と比較し強力コンビ継続希望

ジャッジ(左)とソトのコンビは来季も実現するのか
ジャッジ(左)とソトのコンビは来季も実現するのか(C)ロイター

21日(日本時間22日)、両リーグのMVPが発表された。ア・リーグはアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)が満票で選出され、2022年以来2度目の受賞を果たした。発表後に取材を受けたジャッジは、ヤンキースからフリーエージェント(FA)になったフアン・ソト外野手に言及した。

◆MVP受賞のジャッジ、ヤ軍オーナーにソト引き留めを直談判か「意見を伝えた。最高の選手を集めてくれたら満足」

■ド軍自慢のMVPトリオが好例

サマンサ夫人とともにMVP受賞を聞いたジャッジ。感謝の弁を述べると、その後の取材ではソトに言及。ヤンキースのオーナーであるハル・スタインブレナー氏に引き留めを要請したことを示唆し、「最高の選手を集めてくれたら満足だ。すべては(オーナーの)ハル次第だと感じる」と話した。

質疑応答の中で、ジャッジはソトの重要性を強調。「ドジャースのラインナップを見てほしい。最初の3人がMVP選手だ」と切り出すと、「あの3人を相手にするということは、(投手にとって)3連続で厳しい打席が続くということになる。フアン(ソト)が、私の前で打つことになれば、私は多くの球を見ることができる。彼は、私の前で厄介な打席を見せてくれるはずだ。初回15球以内に彼は相手先発投手を消耗させる。それは大きな助けになるだろう」と主張。大谷翔平投手、ムーキー・ベッツ内野手、フレディ・フリーマン内野手と続くドジャース打線と比較した上で、今季成功した2番ソト、3番ジャッジと続く打順の継続を訴えた。

■「またいつか会えると思う」

さらに「私の前に彼のような選手がいるのは大きな影響がある。もし、ラインナップにフアン・ソトが8人いたら最高だと思います」と笑った。

ジャッジはワールドシリーズ終了後、ソトとコンタクトを取っていないと説明。その理由は「こういう時は、考える時間を与えることが一番大事だと思う。それに、シーズン中ずっと彼とは話をしてきた。彼は、我々が彼のことをどう思っているか理解している。今は家族と一緒に自分のことに集中するべきで、自身と家族にとって最善の決断を下してほしい」とした。そして、最後は「またいつか会えると思う」と“ラブコール”を送った。

来季もメジャー最強デュオは、ニューヨークで見ることができるのか。今オフ最大の関心事となっている。

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