【MLB】WSを運命付けたベッツの一打、コールとリゾがまさかの“お見合い” 公式サイトが「今季のもっとも幸運な安打15選」に

 

H.Ariga/SPREAD編集部

ドジャースのムーキー・ベッツ
ドジャースのムーキー・ベッツ(C)Getty Images

MLB公式サイトは28日(日本時間29日)、「2024年、もっとも幸運な安打に感謝する15人の打者たち」と題した記事を掲載。今季信じられない幸運によってもたらされた、珍しい安打を紹介した。

世界一に輝いたドジャースからは、ワールドシリーズ第5戦で記録されたムーキー・ベッツ内野手の内野安打が選出。ヤンキースのわずかな綻びが、試合の流れを大きく変えてしまった1本だ。

◆大谷翔平の「50-50」が公式放送局の“プレーオブザイヤー”1位に選出 「かけがえのないシーズン」と改めて称賛

■わずかなミスが命取りに

同記事は、アメリカ合衆国の伝統的な国民の祝日「サンクスギビングデー」に合わせた“感謝”をテーマに投稿。「全ての本塁打が文句なしではない。全ての安打が鋭いラインドライブではない。時には、打者が幸運に恵まれることもある」と切り出し、15本の安打を取り上げた。

大雪が舞う中で白球を見失った一塁手、バットの先にかすってライン上を転がり続けた内野安打、ベースに当たって二塁手の頭を超えた中前打といった具合に、どれもが珍しい当たりばかり。

「15選」の最後に紹介されたのが、ドジャース3勝1敗で迎えた今季のワールドシリーズ第5戦。ベッツが記録した一塁への内野安打だ。ヤンキース5点リードの5回表、アーロン・ジャッジ外野手の落球とアンソニー・ボルピー内野手の野選などで2死満塁のピンチを招き、ベッツが放った当たり損ねの一打は、捕球したアンソニー・リゾ内野手とベースカバーへ向かわなかったゲリット・コール投手がお見合いする形に。

Advertisement


1点を返したドジャースは、フレディ・フリーマン内野手の中前打とテオスカー・ヘルナンデス外野手の2点適時打で追いつき、その後試合をひっくり返した。4勝1敗でヤンキースを下し、ワールドシリーズを制した一戦。わずかなミスにより大きく流れが変わったこのプレーも、今季の「幸運な安打」として選ばれた。

◆FAで去就注目…なぜキケ・ヘルナンデスはファンから愛されるのか 大舞台に強い“お祭り男”…その魅力に迫る

◆CY賞スネル確保のドジャースが注目左腕獲得にも参戦? 筆頭候補はオリオールズも「日本のエースであるロウキ・ササキに関連」

◆強振スラッガーの大谷翔平、ベッツとフリーマンは“タイプが違う”巧打者 公式データで比較する「MVPトリオ」