米スポーツメディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は27日(日本時間28日)、元MLB選手らが司会を務める人気ポッドキャスト『Foul Territory』に出演。昨季のサイ・ヤング賞、ブレイク・スネル投手を獲得したドジャースの今後について私見を述べた。昨季に続く大型補強で先発投手の強化に成功したドジャースの「次なる一手」とは……。
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■ソト獲得参戦は「値段を吊り上げるため」
ローゼンタール記者は同日、『The Athletic』に「ブレイク・スネルとドジャース、5年1億8200万ドルの契約に翻弄されず」と題した記事を公開。ドジャースの今後について言及した。
ドジャースは来季の先発ローテーション候補が大谷翔平、山本由伸、タイラー・グラスノー、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリン、そしてFAのクレイトン・カーショー、さらには加入が噂される佐々木朗希の組み合わせになるため、どの投手も故障明けなどで「主力と呼ぶにはほど遠い」と不安要素を指摘。その上で「スネルの加入は必須だった」とした。
また、FAの目玉フアン・ソト外野手の獲得に乗り出したのは「他の入札者の値段を吊り上げるため」であり、今季世界一に貢献したテオスカー・ヘルナンデス外野手の復帰が「より現実的な可能性として迫っている」と今後の展望についても明かした。そしてドジャースは、ユーティリティプレイヤーの「キケ」ことエンリケ・ヘルナンデス外野手も呼び戻し、ブルペンをアップグレードして補強を終わりにすることができると締めくくった。
同記者は『Foul Territory』内でも改めてこの話題に触れ、スネルの獲得により「ウォーカー・ビューラーが戻ってくるとは思っていないが、テオスカーの帰還には期待している」と話した。ドジャースはソト獲得レースからは事実上撤退したとされており、いよいよ、ファン待望のテオスカー復帰が報じられる日も遠くはないようだ。
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