【MLB】“3年連続首位打者”アラエスがトレード市場に出現か ソトを逃したヤンキースに獲得を求める声「理想的な解決策」

【MLB】“3年連続首位打者”アラエスがトレード市場に出現か ソトを逃したヤンキースに獲得を求める声「理想的な解決策」
パドレスのルイス・アラエス(C)Getty Images

フアン・ソト外野手との再契約に失敗したヤンキースだが、10日(日本時間11日)にはブレーブスからフリーエージェント(FA)となったマックス・フリード投手と8年総額2億1800万ドル(約329億円)で合意。さらなる大型補強が予想される中、意外な超大物ターゲットが急浮上した。

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■メジャー屈指の安打製造機

米メディア『FANSIDED』は11日(同12日)、「ヤンキースにとって理想的な内野手の解決策が現在市場に出ている。ルイス・アラエスは獲得リストの上位に入るべき」として記事を展開。3年連続首位打者のアラエス(パドレス)が移籍市場に出て来る可能性を伝えるとともに、ソトを逃したヤンキースに獲得するように促した。

アラエスと言えば、メジャー屈指の安打製造機。コンタクト能力が高く、選球眼に優れ、空振りも少ない。今季も大谷翔平投手(ドジャース)と首位打者争いを演じ、最終的に打率.314でトップに立った。

FAまであと1シーズンあるため、獲得するにはトレードしかない。なぜ、ここに来て移籍市場で名前が挙がったのか。同メディアは「パドレスのAJ・プレラーGMが、ユーティリティー内野手ルイス・アラエスに対するオファーを検討している」と伝えた上で、「アラエスには来季1370万ドルの契約が残っており、シーズン終了後にはFAとなる。パドレスは契約延長交渉が難航しているため、彼をトレード可能な選手としてリストアップした」と理由を記した。

■ユーティリティー性も評価

つまり、来オフのFAでチームを出て行かれるより、トレード市場に出して見返りを求める方向に舵を切った形だ。また、一部では「財政削減のため」とも報じられており、関係者が固唾を飲んで動向を見守っている。

同メディアは「現在ヤンキースには外野に1つ、内野に二塁と三塁、2つの穴がある。しかし、彼らの理想的なターゲットがサンディエゴから現れたのかもしれない。彼は一塁、二塁、三塁を守れる」とし、守備面の特長からもアラエス獲得を推薦した。

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さらに「本塁打こそ少ないものの、3割以上をコンスタントに記録する才能はヤンキースにとって必要なもの。ソトの代わりはできないかもしれないが、アラエスは来季ヤンキースを勝利に導く重要なピースになる」とし、1番打者としての活躍に期待した。

同メディアによると、フリード獲得に成功したヤンキースはカイル・タッカー外野手(アストロズ)、アレックス・ブレグマン内野手(アストロズからFA)、コディ・ベリンジャー外野手(カブス)、ルイス・カスティーヨ投手(マリナーズ)らをターゲットにしており、ソトを逃した場合の「プランB」実現に向けて、精力的に動いている。

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