フアン・ソト外野手と15年総額7億6500万ドル(約1166億円)の超大型契約を結んだメッツは、生え抜きスラッガーのピート・アロンソ内野手の残留にも照準を合わせている。
ソトの入団会見に同席したオーナーのスティーブ・コーエン氏は12日(日本時間13日)、米メディアの取材に応じ、アロンソの引き留めにも強い意欲を見せた。
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■「ニューヨーク対決」再燃か
メジャー6年目のアロンソは、今季162試合に出場し打率.240、34本塁打、88打点、OPS.788の成績を残した。メジャーデビューの2019年には新人記録の53本塁打を放つなど、通算226本塁打、586打点を記録。粗削りな面も覗かせるが、年間40本塁打前後が期待できる一塁手はFA市場でも注目の的となっている。
この日、メッツの本拠地シティフィールドでソトの入団会見に同席したコーエン氏は、アロンソが来季以降もチームのピースになるかと問われると、「彼は素晴らしい打者だ。まだ交渉中、残留してくれると願っている」と、再契約に向けて動いていることを明らかにした。
一方で、米メディア『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者は、ソト争奪戦でメッツに敗れたヤンキースもアロンソ獲得を「検討中」だと報じており、強打者を巡る「ニューヨーク対決」再燃の可能性が高まっている。
10日(同11日)には、ブレーブスからマックス・フリード投手を8年総額2億1800万ドル(約329億円)で獲得し、先発ローテーションの強化に成功したヤンキース。世界一奪還へ向けて、両球団の激しい補強合戦が繰り広げられている。
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