【MLB】ヤンキースが「魔球使い」の抑えウィリアムズ獲得、ドジャースは“最重要ターゲット”消滅 米敏腕記者「7億6000万ドルの節約が奏功した」

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】ヤンキースが「魔球使い」の抑えウィリアムズ獲得、ドジャースは“最重要ターゲット”消滅 米敏腕記者「7億6000万ドルの節約が奏功した」
デビン・ウィリアムズ(C)ロイター

メジャーリーグは13日(日本時間14日)、ヤンキースブルワーズの間でトレードが成立。ヤンキースが抑え候補のデビン・ウィリアムズ投手を獲得し、対価としてブルワーズへ変則左腕のネスター・コルテス投手とケイレブ・ダービン内野手(+金銭)を放出した。

ウィリアムズは、抑え獲得を目指すドジャースのトレード候補のひとりだったが、実現には至らなかった。

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■フアン・ソト獲得は逃したものの……

ヤンキースが獲得したウィリアムズは、今季背中の疲労骨折で出遅れたものの、22試合の登板で14セーブを挙げ、防御率1.25の好成績。ブルワーズの中地区優勝に貢献した。昨季は61試合で8勝3敗、防御率1.53。最優秀救援投手に贈られる「トレバー・ホフマン賞」にも選ばれた。

真横に回転しながら沈むチェンジアップは、空気を捻じ曲げるという意味を持つ魔球「エアベンダー」と呼ばれており、絶大な威力を誇る。平均94.7マイル(約152.4キロ)のフォーシームとほぼ2球種で打者を圧倒できる絶対的なクローザーだ。

ドジャースも獲得に乗り出していたが、ワールドシリーズで対決したヤンキースに奪われるかたちに。米メディア『ドジャース・ネーション』も「最重要ターゲット、デビン・ウィリアムズを失う」と報じるなど、かなりの痛手となった様子。

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一方、『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者は「(フアン・ソト外野手に提示した)7億6000万ドルの節約が奏功した」と伝え、守護神獲得を歓迎。10日(同11日)には、ブレーブスからマックス・フリード投手を8年総額2億1800万ドル(約329億円)で獲得するなど、ヤンキースが着々と補強を進めている。

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