メジャーリーグの2024年オフの移籍市場で最大の注目銘柄になったのがフアン・ソト外野手。ヤンキースからフリーエージェント(FA)となった26歳は各球団が争奪戦を繰り広げたなかメッツを選択し、15年総額7億6500万ドル(約1166億円)という23年オフの大谷翔平投手を超える史上最高額での契約を結んだ。
大谷、ソトと2年連続でスター選手の大型契約が注目を集めたなか、MLB公式サイトが来オフの注目FA選手をリストアップしている。
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■アラエスやシュワーバーも選出
MLB公式が掲載したのが「これらの12選手たちに2025年の大活躍を期待している」と題された記事。「誰もがオオタニやソトのようになれるわけではない」と2選手の契約が特別なものであったと前置きしつつ、「2025年に契約満了を迎えるスーパースターはたくさんおり、彼らはフリーエージェントに向けて大きな数字を狙っている」と飛躍が期待される選手を紹介している。
パドレスのルイス・アラエス内野手やフィリーズのカイル・シュワーバー外野手らと並び、注目のFA選手に名を連ねたのがブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手。2021年シーズンにエンゼルスでホームランを量産していた大谷を上回って、48本塁打でタイトルを獲得した“元ライバル”である。
その後2シーズンは勢いに陰りが見られたが、24年シーズンはア・リーグ2位の打率.323、30本塁打と復活を遂げ、まだ25歳という若さから、来オフは注目選手のひとりになると見込まれる。
記事内では、「2024年に打率.323、出塁率.396、長打率.544、本塁打30と(近年では)はるかに良いシーズンを過ごした。これは26歳でフリーエージェントになる予定の選手にとって良い兆候」と記しつつ、「2021年に近い25年の活躍により、彼は来シーズンのオフに大型契約を獲得できるかもしれない」と予想。打率.311、48本塁打、111打点を挙げたキャリアハイに近い成績を残せば、大型契約を手繰り寄せられると期待している。
3年ぶりのシルバースラッガー賞を獲得し、復調の気配を見せたゲレーロJr.。2025年シーズンも数字を維持したまま、大谷やソトに並ぶような移籍市場の目玉に浮上できるのか。
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