【MLB】「何が問題なのか分からない」T・ヘルナンデスとドジャースの交渉が停滞している理由は不明……首を傾げる米メディア

【MLB】「何が問題なのか分からない」T・ヘルナンデスとドジャースの交渉が停滞している理由は不明……首を傾げる米メディア
テオスカー・ヘルナンデス(C)Getty Images

MLB公式サイトは17日(日本時間18日)、ドジャースからフリーエージェント(FA)となったテオスカー・ヘルナンデス外野手が求めている条件を紹介。年俸は2200万~2400万ドルで3年契約を望んでいるという。ただ、米メディア『ドジャース・ウェイ』は、この内容を予想の範囲内と指摘し、何が問題で交渉が停滞しているのか分からないと記した。

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■希望年俸を払うことは可能だが……

今オフの超目玉、フアン・ソト外野手のメッツ入りが決まったことで、そのほかFA外野手の去就も一気に決まると思われたが、市場は依然停滞したまま。ドジャースと相思相愛のはずのT・ヘルナンデスもここまで再契約に至っていない。

そんな中、MLB公式サイトはT・ヘルナンデスの希望条件について「年俸2200万~2400万ドルの3年契約」と改めて紹介。その上で「ドジャースとT・へルナンデスは再会に向かっているように見えたが、両者は今のところ合意に至っていない。これにより、他のチーム、つまりレッドソックスブルージェイズが、彼に飛びつく可能性が出てきた」と記した。

同サイトの記事を受けて『ドジャース・ウェイ』は、「T・ヘルナンデスが求めている金額は、どのメディアも例外なく3年契約で2400万~2500万ドルと報じている。ドジャースにはそれを支払うだけの資金がある。何が問題なのだろうか」とし、未だ再契約に至らないことに首を傾げた。

■3年目のオプションで意見不一致か

『ドジャース・ウェイ』は、交渉停滞の理由をあえて推察。「(金額ではなく)契約年数かもしれない。10月に32歳になったばかりで、今季の彼は最高の状態に見えた。ただ、年齢を重ねるに連れて成績が落ちる可能性もある。ドジャースとT・ヘルナンデスは、オプション付きの3年目について意見が食い違っているのかもしれない」と予想した。

MLB公式サイトも外野手のFA市場が停滞している要因について言及。「T・ヘルナンデスや、(同じく注目を集めている)アンソニー・サンタンダーらはクオリファイング・オファーを拒否した。そのため、彼らと契約するチームは、(ルール上)ドラフト指名権や国際ボーナスプールの資金を放棄しなければならなくなる」とし、得るものと失うものを各球団が天秤にかけている状況だと示唆した。

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ソトを逃した球団が、“代役”となるT・ヘルナンデス獲得に動き出したため人気が急騰。マネーゲームとなり、交渉が停滞としているという見立てもあった。しかし、求めている条件は当初の想定通り。まさに何が問題となっているのか、誰にも分からない状態となっている。

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