【MLB】レッドソックスがド軍の“胴上げ投手”ビューラー獲得に至った理由 公式は30歳右腕の役割に言及「第二の人生を歩む」

 

Y.Imoto/SPREAD編集部

【MLB】レッドソックスがド軍の“胴上げ投手”ビューラー獲得に至った理由 公式は30歳右腕の役割に言及「第二の人生を歩む」
ウォーカー・ビューラー(C)ロイター

レッドソックスは23日(日本時間24日)、ドジャースからフリーエージェント(FA)となっていたウォーカー・ビューラー投手と1年契約2105万ドル(約33億円)で合意に至った。米複数の識者が報じている。

2024年はドジャースの胴上げ投手にもなったビューラーの移籍と新天地で担う役割について、MLB公式が詳細を報じている。

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■ポストシーズンで存在感発揮

現在30歳のビューラーは2017年にドジャースでメジャーデビューを果たし、19年に14勝、21年に16勝を挙げるなど活躍。トミー・ジョン手術から復帰した今季はシーズンこそ1勝6敗、防御率5.38に終わったが、ポストシーズンでは存在感を示した。ヤンキースとのワールドシリーズでは第3戦で白星を挙げ、第5戦では9回のマウンドを任され、世界一の胴上げ投手となった。

MLB公式はレッドソックスがビューラー獲得に至った経緯を紹介しており、「ビューラーが10月に見せた活躍は、レッドソックスにまだ堅実な先発投手がいるという自信を与えた」と報道。また、2020、24年と2度のワールドシリーズ制覇を経験していることも大きいと記されている。

レッドソックスは今オフにホワイトソックスからギャレット・クロシェ投手をトレードで獲得しており、先発陣の補強を進める。「生産性の高いビューラーは、最近獲得したエースのギャレット・クロシェ、タナー・ホーク、ルーカス・ジオリト、ブライアン・ベロを含む先発陣のなかで、レッドソックスにとって素晴らしい補強となるだろう」と強化につながると見ている。

なお、MLB公式はビューラーについて「オールスターに2回選ばれ、サイ・ヤング賞投票で2回トップ10入りした2018年から21年の全盛期の姿を見ることはできないかもしれない」と怪我の影響を指摘しつつも、「25年にレッドソックスという優勝候補チームの先発ローテーションの真ん中に収まる堅実な先発投手として、ビューラーが第二の人生を歩むことは考えられないことではない」と新天地での新たな役割に期待を寄せている。

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ドジャースでは47勝22敗、防御率3.27を記録し、2度の世界一獲得にも貢献してきたビューラー。レッドソックスでどのような活躍を見せるのかは注目となる。

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