ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、アリゾナ州グレンデールにある球団施設で今キャンプ初のプルペン入りした。二刀流選手としての完全復活が期待されるなか、14球を投じた。
この様子をMLB公式も伝えており、「投手・大谷」の復帰に向けたスタートと今後について言及している。
◆【実際の映像】大谷翔平が二刀流完全復活へ好スタート 「ショウヘイの2025年最初のブルペン」と球団公式が報じた投球練習の様子
■速球中心に14球を投じる
大谷はエンゼルス時代の2023年9月に右ひじ靱帯を手術し、ドジャース1年目の24年シーズンは打者に専念した。投手としてはリハビリ期間に充てていたなか、キャンプ4日目にブルペン入りした。
この様子をMLB公式は「オオタニがキャンプ初のブルペン投球」と題した記事で報道。大谷が多くのファンやメディアが注目するなかで、ブルペン入りした様子を伝えている。
記事では「オオタニは14球を投げて、すべてツーシームとフォーシームの速球だった」と投球の詳細を報じ、92マイル(約148.1キロ)から94マイル(約151.3キロ)を計測するなど高い出力での投球だったことが記されている。
デーブ・ロバーツ監督は、「ボールは本当に球速が出ていた」と大谷のキャンプ初ブルペン入りに言及し、「彼はかなり満足しているようだった。コントロールはよく、速さも出ていた。ショウヘイにとって本当にいい日だった」と満足感を示している。
なお、大谷をDHとしてメジャーに残すためマイナーでの登板は予定していないとしており、マーク・プライアー投手コーチは「リハビリ中の選手のための模擬試合を実施する予定」と現段階での見通しを明かしている。上々のスタートを切った「投手・大谷」がシーズンでの復帰に向けてどのようなプロセスを踏んでいくのかは注目が集まる。
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