【高松宮記念/追い切り診断】GI2勝目狙う一角に最高評価「S」 研ぎ澄まされて万全の仕上がり「心身ともに昨年以上」

【高松宮記念/追い切り診断】GI2勝目狙う一角に最高評価「S」 研ぎ澄まされて万全の仕上がり「心身ともに昨年以上」

第55回高松宮記念(30日/GI、中京芝1200m)には、J.モレイラ騎手とGI奪取を狙うサトノレーヴ、昨年スプリンターズS覇者で春秋スプリント制覇を目指すルガル、6度目のスプリントGI挑戦となるナムラクレアなどが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「マッドクール」を取り上げる。

◆【高松宮記念2025予想/追い切り診断】“高評価”の牝馬はナムラクレアかママコチャか 「メリハリが効いた脚さばき」で順調そのもの

■マッドクール

2走前のスプリンターズSでは海外遠征帰りでどこか急仕上げ感のある調整過程。実際、走破時計も全く自身の最速の持ち時計に足りていなかった。となると、あれを本領発揮しての結果と考える方が不自然。1分6秒9という芝1200メートルの持ち時計に、前走の阪神カップで荒れた馬場を物ともせずに粘り込んだ姿から素直に想像すれば、同馬はスピードとパワーを高いレベルで兼備したスーパースプリンターの可能性まであっても不思議ではあるまい。

そもそも、同馬の崩れたレースというのは、全て明確な敗因が存在するのだ。簡単に説明すれば、7走前のCBC賞は夏負け、5走前と3走前は香港の芝が合わず、2走前は前述したように急仕上げ。まともでさえあれば、この馬は底らしい底すら見せていないのである。そんなキャラクターが、もっとも得意とする中京の芝に登場とあれば、ここは期待して然るべし。

仕上がりもほぼ万全。それは直前の坂路を前走よりも3.1秒も遅い4F55秒0とお釣りを残したメニューで済ましてきたことからも明らか。要は研ぎ澄ます作業は先週までで終っていたということ。故に、直前は馬の気持ちを優先し悪戯に追い込まず過ごさせたのだ。走りたい気持ちが強いために序盤から速くなり過ぎないようにがっちり押さえてラスト1Fは11秒7とスパッと弾け、心身共に昨年以上の状態。連覇の可能性も十分。

総合評価「S」

高松宮記念2025予想 最新予想コラム一覧

特集・過去10年データ

◆【一覧】芸能人・予想家の「高松宮記念2025」本命・注目馬予想まとめ 春GI開幕!先週的中者を要チェック

◆【一覧】大口投票パトロール 前売りからサトノレーヴに複勝「240万円」 GI連続開催の初戦は高額も混戦模様

◆【高松宮記念2025特集】「ナムラクレア、悲願のGI初制覇なるか」出走予定・枠順、予想オッズetc.

◆【高松宮記念2025予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ

追い切り評価

◆【追い切り診断】“高評価”の牝馬はナムラクレアかママコチャか 「メリハリが効いた脚さばき」で順調そのもの

データ・枠順傾向・穴馬予想など

◆【枠順】11年連続“好走ゼロ”の不振枠にトウシンマカオ 馬場が良好なら「4枠までが買い」

◆【データ攻略】ナムラクレアとトウシンマカオの「買い or 消し」 悲願のGI制覇狙ういずれかに「2.0.1.1」該当

◆【全頭診断】ママコチャ、サトノレーヴは“勝率60%”以上の好ローテ 良馬場で浮上の想定6人気以下は

◆【高配当メソッド】1人気「1.1.1.7」と3年間隔で“百万馬券”の大波乱 穴馬盲点は血統にあり「高配当メソッド」

◆【穴馬アナライズ】不振の前走ローテ組から狙える「6分の5」の好走例 前を狙うなら前売り“10人気”前後の爆穴を指名

◆【穴馬アナライズ】前年「押せ押せローテ&道悪」から条件ガラリ好転 コース相性も後押しの単勝“8人気”前後をプッシュ

◆【危険な人気馬】春秋スプリントGI制覇の条件満たせず「消し」 一瞬の“旬”を逃し「0.1.0.22」最悪データも該当

◆【前走ローテ】「前走5着以内」の必須データに想定“10人気”の爆穴が合致 ママコチャには「0.0.0.9」の黄信号

izukawaya