【ヴィクトリアマイル】テンハッピーローズの再現なるか 荒れる原因深堀りで浮上、単勝“2桁”想定の激走穴馬

【ヴィクトリアマイル】テンハッピーローズの再現なるか 荒れる原因深堀りで浮上、単勝“2桁”想定の激走穴馬

昨年は14番人気テンハッピーローズの激走で3連単91万6640円の大波乱。2020年~23年は比較的堅い決着だっただけに意表を突かれたが、やはり荒れるのがヴィクトリアマイルと再認識。2015年は3連単2070万5810円が飛び出すなど穴党がワクワクするのがヴィクトリアマイル。とにかく人気どころが飛ぶ傾向にあり、2015年~24年の近10年で

1~3番人気【2.4.3.21】

4~6番人気【5.3.3.19】

と1~3番人気の成績は4~6番人気より見劣る。ここに二桁人気が絡むのだから高配当は当たり前だ。

では「なぜ人気どころが飛ぶのか?」

まずはヴィクトリアマイルが、マイラーよりも短距離馬や中距離馬が多く集まる極めて稀なマイル戦ということを理解しないといけない。これは出走馬の前走距離とヴィクトリアマイルの次走距離が、ともに多岐に渡っていることが証明している。こういったことを念頭に今回は激走穴馬を掘り起こす。

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■「陣営の目的」が激走穴馬をお膳立て

これだけ距離適性がバラバラだとヴィクトリアマイルを使う「陣営の目的」が重要だろう。「ヴィクトリアマイルを勝てるように仕上げたのか?目標は次走なのか?それとも前走だったのか?」。勝ちにきているのか、叩き台なのか「陣営の真の目的・本音」が影響しやすいレースであると想像に難くない。

以前も当コラムで触れたように、勝つためのメイチの仕上げと、次走が真の目標での余裕ある仕上げでは、当たり前のように結果は大きく違ってくる。そしてこれが調教時計では読み取りにくく、データには現れにくいのがつらいところだ。

■阪神牝馬S組は買えても1着馬は信頼できない

多くのメディアが推している前走は阪神牝馬S。でも筆者はもう少し掘る。

ヴィクトリアマイル前哨戦 阪神牝馬S成績

ヴィクトリアマイル前哨戦 阪神牝馬S成績

ヴィクトリアマイル 4勝の前哨戦・阪神牝馬Sだが、その1着馬の成績はご覧の通り。

先に書いた「陣営の目的は阪神牝馬Sだったのか?」と思うほど酷い成績。余裕がない状態でヴィクトリアマイルに出走したとしか思えない。ちなみに4勝した馬の内訳は

2023年14番人気テンハッピーローズ(2023年阪神牝馬Sの成績/6着)

2018年8番人気ジュールポレール(2018年阪神牝馬Sの成績/5着)

2017年6番人気アドマイヤリード(2017年阪神牝馬Sの成績/2着)

2016年7番人気ストレイトガール(2016年阪神牝馬Sの成績/9着)

阪神牝馬Sの勝ち馬は買うべきではなく、買うなら惜敗馬。

他の主な前哨戦はというと

中山牝馬S【1.2.0.10】勝率7.7%/連対率23.1%

高松宮記念【1.0.2.16】勝率5.3%/連対率5.3%

大阪杯【1.0.1.4.6】勝率16.7%/連対率16.7%

1351ターフS【1.0.0.1】勝率50.0%/連対率50.0%

有馬記念GI【1.0.0.0】勝率100.0%/連対率100.0%

フェブラGI【1.0.0.0】勝率100.0%/連対率100.0%

深掘りしても何も見えてこない。う~ん、困ったものです。唯一の収穫は阪神牝馬S組を買えても、1着馬は買うなということ。じゃあどうする?

■激走穴馬を探すなら穴馬のデータから

6番人気以下が馬券に絡んだ例は2006~24年の全19回中23頭。それを全成績も含めて東西厩舎別で見てみると

栗東・6番人気以下【5.5.7】全成績【11.13.13.178】

美浦・6番人気以下【1.3.2】全成績【8.6.6.98】

全成績はそれほど差がないが、11勝中5回、2着13回中5回と、連対という点では栗東が美浦を凌駕している。その5勝の単勝平均は5750円、昨年のテンハッピーローズ2万860円を除いても4勝の単勝平均は1972.5円。激走穴馬の第一条件は関西馬と言っていいだろう。

人気に関係なく「勝つ勝負をする」栗東調教師の気概を感じる。

馬主や生産者に穴馬データはあるだろうか?

まずは馬主。こちらは残念ながら激走穴馬との関連性は認められなかった。付け加えるならストレイトガール(岡本牧場)とヴィルシーナ(ノーザンファーム)が2勝でリピーター、生産者データも含めて注意が必要だ。

その生産者はというと2006~2024全19回の上位は

ノーザンF【10.8.6.68】勝率10.90%/連対率19.60%

社台F【4.3.5.38】勝率8.00%/連対率14.00%

岡本牧場【2.0.1.0】勝率66.70%/連対率66.70%

千代田牧場【1.1.0.2】勝率25.00%/連対率50.00%

カントリー牧場【1.1.0.0】勝率50.00%/連対率100.00%

社台CP白老F【1.0.2.10】勝率7.70%/連対率7.70%

一見「相変わらずノーザンFが強いなぁ」で終わりそうだが、ここでついに面白いデータを発見

ヴィクトリアマイル 社台ファーム生産馬全成績

ヴィクトリアマイル 社台ファーム生産馬全成績

社台F生産馬の全4勝中2回が6番人気以下、同様に2着は3回中1回、3着は5回中1回と高配当を演出。同じ社台グループに成績面で大きく水をあけられている社台Fが、ここはチャンスとばかりに意地を見せて二桁人気の激走穴馬を3度も。これは衝撃の注目データだ。

■データから【ヴィクトリアマイル】で狙いたい馬はコレ

データは関西の社台F生産馬を推奨。思い切って1着付け3連単を買うもよし。単複だけを買うもよし。
大波乱もあるヴィクトリアマイルで穴馬券の醍醐味を味わって欲しい。

1頭目はソーダズリング

栗東・新谷功一厩舎の社台F生産馬。

前走・阪神牝馬Sは少し早めに動かされて6着。上手く運べばもっとキレるはずだ。1400mをもこなせるスピード馬で、急坂のある阪神よりも東京競馬場の方が合うだろう。桜花賞3着馬のマイラーだった母ソーマジックの血が開花するのは、この舞台かもしれない。

2頭目はビヨンドザヴァレー

栗東・橋口慎介厩舎の社台F生産馬。

4着だった前走・阪神牝馬Sは一旦先頭に立つ競馬。競馬のスタイルに幅が出ており、陣営は5歳にして成長を感じ取っているようだ。ここでGI初出走だが、前述のテンハッピーローズやランブリングアレーも同じ。「1600mは合う」と挑んでの敗戦だけに巻き返しに期待する。

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