南アフリカ ラシー・エラスムスHC、決勝の舞台は「私たちの国と国民にとって重要な意味がある」

(c)Getty Images

『ラグビーワールドカップ2019日本大会(W杯)』で通算3度目の優勝を目指す南アフリカ代表。2007年大会以来の決勝進出にラシー・エラスムスHC(ヘッドコーチ)は大望を抱いている。

会見に出席したエラスムスHCは「世界チャンピオンになる一生に一度のチャンス。これは私たちの国と国民にとって非常に重要な意味がある」と語った。

もう一度ラグビーで国をひとつに

今年の南アフリカは11度のテストマッチを行ってわずか1敗。南半球4ヶ国対抗戦(チャンピオンシップ)で優勝し、南半球王者として日本に乗り込んできた。

エラスムスHCも「このステージに到達するだけでは不十分だ」とチームの調子の良さに強気だ。

「土曜日のランチタイムに南アフリカ全土が停止するかもしれない。大きな期待感がある」

(c)Getty Images

南アフリカは多様なルーツを持つ人々が住み、国内に公用語だけで11もの言語がある。その特徴をネルソン・マンデラ元大統領は『レインボー・ネーション(虹の国)』と呼び、次のように語った。

「私はひとつの契約をした。黒人も白人も関係なく、南アフリカの全国民が胸を張って歩け、何かを恐れたり、人の尊厳を奪われることのない社会を作ろう。国内外が平和に包まれた『虹の国』を作ろうという契約だ」

現実には多民族国家の難しさが依然として残る。それでも南アフリカ国民がひとつになって盛り上がる場面が過去にはいくつか存在した。1995年と2007年のラグビーW杯優勝の瞬間もそうだ。

民主化25周年の今年。3度目の優勝でもう一度南アフリカをひとつにしたいとエラスムスHCは言う。

「1995年と2007年の優勝が、一時的ではあっても国に与えた影響を知っている。私たちは南アフリカにもう一度その経験を与えたい」

(c)Getty Images

参考:https://www.springboks.rugby/en/articles/2019/10/31/Erasmus-on-England-RWC-Final

≪関連記事≫

南アフリカ初の黒人主将シヤ・コリシ 再びW杯優勝で国を1つに

決勝進出の南アフリカ代表、試合後のロッカールームからファンにメッセージ

南アフリカ代表 チェスリン・コルビ「最高の誕生日になった」 決勝戦では『魔法の足』に期待

ファフ・デクラークってどんな選手?長いブロンドヘアがトレードマークの「小さな巨人」

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします