日本時間2月3日に開催される第54回スーパーボウルを前に、カンザスシティ・チーフスの選手が日本への印象を語った。
クォーターバック(QB)のパトリック・マホームズ選手は、元メジャーリーガーで日本の横浜ベイスターズ(現:横浜DeNAベイスターズ)でもプレーしたパット・マホームズさんを父に持つ。
マホームズ選手自身も日本で過ごしたが、当時は幼く記憶もなかったため、改めて行ってみたいとコメントした。
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「父がいたときは俺も日本にいたんだ。2歳か3歳だったから自分自身は全然覚えてないけど、父からはいろんな話を聞いている。父は日本が好きだったし、素晴らしい場所だと言ってた。ほとんど記憶にないから大人になったいま、改めて行ってみたいね」
大舞台を間近に控えて両陣営とも緊張感が高まっていますが、少しリラックスした雰囲気の中、日本について聞いてみました????
????パトリック・マホームズ
????タイリーク・ヒル
????トラビス・ケルシーマホームズのお父さまは元プロ野球選手のパット・マホームズ⚾#チーフス#SBLIV#NFLJapan#NFLTwitter pic.twitter.com/1lWKtlEJLM
— NFL JAPAN (@nfljapan) February 1, 2020
チーフスの“チーター”タイリーク・ヒル
ワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒル選手は、「日本には行ったことないがオフに行ってみたいね。日本の文化とかは興味があるし触れてみたい」と話した。
身長178センチとNFLの中では小柄なヒル選手。インタビューでは「日本に行ったら俺が一番身長大きいかな?」と冗談も飛ばす。
ヒル選手は高校まで陸上短距離が専門。当時は200メートルで20秒14、100メートルでは10秒19のタイムを残している。本人は「100メートルのベストタイムは9秒98だ」と主張しているが『NBCスポーツ』によれば、当日は追い風5メートルで参考記録の扱い。
200メートルの20秒14は、1985年にロイ・マーティンさんが打ち立てた全米高校記録20.13に次ぐ歴代2位のタイム。
俊足を生かして縦横無尽に走り回る姿から、自然界最速のスプリンターになぞらえて“チーター”と呼ばれるヒル選手は、チーフス躍進の原動力。陸上短距離で東京五輪予選に参加したいと口にしたこともあるが、現実的にはフットボール用に体重を増やした現在の肉体では難しいとも話す。
「問題は、いま体重が195ポンド(約88.5キロ)あるということなんだ。高校に通っていたころは175ポンド(約79キロ)だった。もし体重を落とすとしたら、いまの自分に辿り着くためやって来たことを全部変えなきゃならない」
NFLを目指す日本の高校生にトラビス・ケルシーからメッセージ
タイトエンド(TE)のトラビス・ケルシー選手からは、日本からNFLを目指す選手への応援メッセージがあった。
「すごく、すごく素敵な国だというのは知っている」と日本のイメージを語り、「日本から来た人はみんな素晴らしくて好き」と微笑んだ。
将来のNFL入りを目指して頑張っている日本の高校生にメッセージをと求められると、「NFL選手になるのは大変だと思うが頑張ってほしい」と応援した。
「日本からの挑戦はなおさら大変だと思う。だけど、とにかく誰に何を言われても突き進むべきだね。自分が若いころ胸に刻んだディオン・サンダースの名言がある。子供のころ、ラッキーなことに直接会う機会があったんだ。“自分の抱く夢は自分よりも大きくなければならない。さもなくば、その夢は間違っている”。だから君も夢を持って世界を変えてくれよ」
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