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■第5位 松山英樹、米「ザ・メモリアル・トーナメント」を制し、日本選手最年少優勝

「ザ・メモリアル・トーナメント」を制しツアー初優勝を飾った松山英樹 (C)Getty Images
プロゴルファーの松山英樹は6月1日、米国PGAツアー「ザ・メモリアル・トーナメント」をプレーオフの末に制しツアー初優勝。日本の男子選手が全米ツアーを制覇したのは青木功、丸山茂樹、今田竜二に次いで史上4人目。4人の中でも史上最年少22歳での制覇だけに、今後の米ツアーでの活躍に期待がかかる。それにしても、松山の勝負強さには感心。
■第4位 日本ハム・大谷翔平、日本タイ162キロに11勝10本塁打の大車輪
山本昌の「50歳での勝利投手」も昔の漫画みたいだ……と思う反面、「162キロの二刀流」も1960年代を生きた者としては、まったくもって漫画である。もうこうなると、「どこまで活躍するのか!」なんて興味もさることながら、最近、ダルビッシュ有と田中将大の対談でもテーマに挙がっていたように、メジャーでどこまで活躍するのか……も、大いに期待したい。そんな野球ファンは私だけではないはず。
■第3位 白鵬32回目の優勝、大鵬の最多記録に並ぶ
大相撲・横綱の白鵬は11月23日、九州場所千秋楽で同じく横綱の鶴竜を下し、大鵬が1971年に樹立した大相撲最多優勝記録32回に並んだ。最多優勝記録は、双葉山が1936年から1939年に記録した69連勝とともに「不滅の記録」とされ、北の湖(24回)、千代の富士(31回)、朝青龍(25回)らが挑んだが、ついぞ届かなかった頂である。
日本相撲協会の2014年の船出は順風満帆ではなかった。数々の不祥事の果て日本相撲協会が1月28日、内閣府から公益財団法人への移行を認可され、その31日には協会理事候補選が行われ、事業部長(つまり協会ナンバー2)の九重親方(元千代の富士)が落選する波乱など、前途は暗澹としていた。
そこに白鵬のこの偉業達成だ。晩年にその大記録を打ち立てた大鵬と比べ、白鵬は2014年も5場所中4場所で優勝。こうなると興味は「優勝記録をどこまで伸ばすか」に絞られる。2013年1月に世を去った大鵬との約束の為にも、最多優勝は初場所で決めて欲しい。
■第2位 羽生結弦、ソチ五輪で日本男子フィギュア初の金メダル

日本男子フィギュアで史上初めての金メダルを獲得した羽生結弦 (C)Getty Images
日本男子フィギュアで史上初めての金メダルを奪取。東日本大震災で練習もままならなかった19歳が、被災地の人々を勇気づけたのは記憶に新しい。地元・仙台の大通りでは金メダルパレードも開催。春の褒章も受章した。「ユヅくんフィーバー」も結構なことだが、まだまだ前途ある若さ、道を誤らぬよう願い、さらなる活躍に期待。
■第1位 錦織圭、全米オープン準優勝、世界ランク5位

全米オープンでの活躍が光った錦織圭 (C)Getty Images
サッカー日本代表がW杯で不調に終わり、プロ野球日本シリーズも日米野球も視聴率が低迷。そんな中、日本を沸かせてくれたのは、羽生と錦織圭だった。錦織にいたってはテニスの四大大会を生中継するWOWOWの加入者が激増するという効果をもたらした。
錦織の好成績の要因に挙げられるのは、かつてアジア系アメリカ人として初めて四大大会を制したマイケル・チャンのコーチング。しかし、思い出して欲しい。そのチャンをしても、四大大会を制したのは17歳3ヶ月で全仏オープンを制した一度きり。その6年後および7年後に準優勝計3回を記録しているが、優勝はたった一度。錦織は脂の乗った時期だけに、日本人初となる四大大会制覇を2015年こそは期待したい。
それにしても錦織の世界ランキング5位を考えると、引退前の伊達公子が1995年11月13日(どうでも良いが筆者30歳の誕生日である)にランクされた4位がいかに輝かしいか、今改めて感心する。
はて、2015年のスポーツは我々にどんな夢を与えてくれるだろうか。
「Yahoo!ニュース 個人」2014年12月26日掲載分より加筆転載
著者プロフィール
たまさぶろ●エッセイスト、BAR評論家、スポーツ・プロデューサー
『週刊宝石』『FMステーション』などにて編集者を務めた後、渡米。ニューヨークで創作、ジャーナリズムを学び、この頃からフリーランスとして活動。Berlitz Translation Services Inc.、CNN Inc.本社勤務などを経て帰国。
MSNスポーツと『Number』の協業サイト運営、MLB日本語公式サイトをマネジメントするなど、スポーツ・プロデューサーとしても活躍。
推定市場価格1000万円超のコレクションを有する雑誌創刊号マニアでもある。
リトルリーグ時代に神宮球場を行進して以来、チームの勝率が若松勉の打率よりも低い頃からの東京ヤクルトスワローズ・ファン。MLBはその流れで、ニューヨーク・メッツ推し。
著書に『My Lost New York ~ BAR評論家がつづる九・一一前夜と現在(いま)』、『麗しきバーテンダーたち』など。



















