東京五輪の海外観客受け入れ無しが決定となり、まだまだスポーツ業界も「全開」には遠く及ばないものの、スポーツには世の中を照らす力があると信じ、SPREAD編集部も各種ニュースをお届けする。さて、先週の人気記事は……。
目次
第10位 競馬、阪神大賞典予想 アリストテレス1強か
週末に行われた春の天皇賞の前哨戦的な位置づけとなる「阪神大賞典」、UMAJIN.netでサロンを持つ田原基成による予想は、アリストテレス一強ながら、見どころのある穴馬を取り上げた。天候不良の日曜、果たして結果はどう転じたか……。
第9位 第93回センバツ高校野球、20日の見どころ
昨年中止となった春のセンバツ、やはり楽しみにしていたファンが多いのだろう。SPREADで掲出した各記事ともに人気が集まった。詳細は後ほど。
第8位 ボクシングの京口紘人が3度目の王座防衛
WBA世界ライトフライ級王者、京口紘人が13日、米テキサス州ダラスにて、アクセル・アラゴン・ベガを相手に防衛戦に挑み、結果として5ラウンドTKOで防衛に成功した。しかし、その内訳は相手のパンチが京口の頭部に当たり、拳を傷めたことによるTKO……となっており、英語でも「石頭」呼ばわれるされる報道に。いずれにせよ、正式な試合による防衛。勝ちは勝ちということで、次戦にさらに期待したい。
第7位 春のセンバツ高校野球、注目校および選手
こちらにもセンバツの記事。考察は後ほど。
第6位 JRAのWIN5で5億5444万6060円史上最高配当
WIN5(ウィンファイブ)とは、日本中央競馬会(JRA)が発売する5重勝単勝式の勝馬投票券。指定の5レースにおいて1着をすべて当てる方式。2011年4月にスタートしたが、3月14日の当該レースで5億5444万6060円の史上最高配当が飛び出した。つまり100円の馬券を購入した方が5億5千万円以上を手にしたことに。そんな幸運の持ち主がこの世にいるということで、SPREAD編集部にもそんなラッキーが舞い込んで来ることを願うばかり……。
第5位 競馬、フィリーズRおよび金鯱賞予想
14日に行われた各種競馬レースについての予想が第5位に。SPREADの競馬予想記事は以外なことにGIなどのメジャーレースよりも、今回のように競馬の通こそが好むようなレースのほうが人気高。というわけで、今週のランキングには競馬記事が3本ランクインしているが、阪神大賞典でもWIN5でもなく、UMAJIN.net伊藤大輔による本記事が最上位に。
第4位 第93回センバツ高校野球、初日の見どころ
これまでご覧になって頂いたようセンバツの記事は競馬同様3本がランクイン。プロ野球も開幕直前のため、NPBでは田中将大記事、MLBでは大谷翔平記事などアクセス数的には人気を集めたものの、やはり甲子園ならでは爆発的人気に攫われた形となった。センバツ以外の野球記事がランク外なのは少々意外でもあるが、昨年中止となったがゆえの渇望感からか、世の中にはいつにも増してセンバツ記事が溢れているように思える。
第3位 総合格闘技、RIZIN元王者マネル・ケイプがUFC初戦から2連敗
SPREADでは常に人気の格闘技記事が先週もTOP3に君臨。詳細はののちほど。
第2位 小林可夢偉以来7年ぶりF1フル参戦の若武者・角田裕毅の才能
小林可夢偉以来7年ぶりにF1フル参戦を果たす日本人ドライバー角田裕毅についてのコラムが堂々の2位に。国際的にモータースポーツを取材する大串信が過去の取材などから拾い上げた角田の「見えない」才能についてまとめたもの。確かにF2のレースだけを映像で眺めていても、「なんとなく」速いように見えてしまう、その隠された才能が、ついに最高峰のF1界でベールを脱ぐ。果たして初戦ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、また最終シーズンとなるホンダとのマッチングはいかに。
第1位 UFC判定で連敗のマネル・ケイプに米有識者も同情
RIZIN元王者マネル・ケイプがデビューから2戦連続で判定負け。しかし13日に行われた対マテウス・ニコラウ戦の判定負けについては試合終了時から本人も納得がいかずSNSなどでも再三再四、判定に不服をと唱えている。そして、MMAやESPNといった各種メディアの格闘技担当も「判定でケイプの勝利が妥当」とする論調を掲載、波紋を呼んでいる。これだけ外部の声に不服が多いようであれば、UFCとしても再戦などを組むべきなのではないかと思われるが、そこはショーマンシップのほうが優先されてしまいそうなアメリカの格闘技、ケイプの今後の対戦が非常に気になるところだ。
こうした記事が堂々のトップに輝いたわけでが、日本のメディアとしては非常に珍しいケースかとも考察。つまり海外スポーツでは日本人が活躍してこと、日本では人気記事となり、その「島国根性」ぶりが目につくのだが、非日本人の記事でもこれだけアクセスされるのは珍しいケースだ。日本人ではなかろうとRIZINで活躍した選手には「声援を贈りたい」というのが、格闘技ファンの心情かもしれない。
次戦こそ、頼むぞケイプ!
ちなみに「先週のランキング」は2021年に入って12本掲載されているが、そのうちボクシングを含めた格闘技が8回ほどTOPに。そろそろ、格闘技専門担当を配したほうがよいだろうか……悩める編集部である。
文・SPREAD編集部