【MLB】有原航平、メジャー初勝利 好投のカギは“日本ハム時代の投球”

レイズ戦で好投したレンジャーズ・有原航平(2021年4月14日)(C)Getty Images

テキサス・レンジャーズ有原航平投手は14日(日本時間15日)、敵地トロピカーナ・フィールドで行われたタンパベイ・レイズ戦に先発。5回2/3を無失点に抑え、メジャー初勝利を挙げた。投球数は85で、3安打無四球5奪三振。これで今季成績は1勝1敗、防御率3.07となった。

【画像】“本日のMVP”に渡されるカウボーイハットをかぶって初勝利を喜ぶ有原航平

■ピンチで筒香を三振斬り

初黒星を喫した9日のパドレス戦から中4日。今季3度目のマウンドに立った有原は、昨季のア・リーグ王者に対して堂々たるピッチングを披露。速球と多彩な変化球を駆使し、相手を手玉に取った。

唯一のピンチは2回。1死二、三塁の場面で、迎える打者は筒香嘉智。日本でも5年前に一度対戦し、4打数無安打に抑えていたが、今回もカウント2-2からのスライダーで空振り三振に仕留めた。続くズニーノもチェンジアップで空振り三振に切って取り、この回を無失点で切り抜けた。

筒香との対戦について、「試合前は意識していたが、雰囲気を味わう余裕はなく、とにかく抑えるのに必死だった」と振り返った有原。3回は1死から安打を許したが、その後は6回ツーアウトを取って降板するまで、打者10人を連続アウトに抑える圧巻の投球だった。

持ち球を存分に生かした投球が、勝利のカギだった。奪った5三振のうち、決め球となったのはスライダー1、チェンジアップ2、スプリット2。どのボールも狙ったコースに決まっていた。投じた85球のうちストライクが53球というコントロールの良さも光った。

■カウボーイハットをかぶり会見

米地元紙「ダラス・モーニングニュース」によると、ウッドワード監督は試合後、有原について「我々は彼の投球を気に入っている。2回のピンチを切り抜けたことで安心したと思う」というコメントを紹介。また、同監督らが「日本で行っていたピッチングに自信を持つように」と有原に伝え、結果としてこの日、フォーシーム含めた6つの持ち球を全部投げ、5奪三振につながったとする記事を掲載した。

試合後、レンジャーズ内で“本日のMVP”に渡されるカウボーイハットをかぶって会見に登場した有原。ホッとした表情を見せながらも「ここからがスタート」と気を引き締めていた。

日本ハム時代もこの日のように力のある速球と多彩な変化球を投げ分け、的を絞らせない投球で抑えてきた有原。ウッドワード監督も太鼓判を押す“日本流”で結果を出したことが、一番の収穫だったのかもしれない。

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文・SPREAD編集部


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