【MLB】ダルビッシュ有“不調”でも1失点で5勝目、敵将も舌まく頭脳的な投球術「打つのは厳しい」

5勝目を挙げたパドレス・ダルビッシュ有(2021年5月24日)(C)Getty Images

サンディエゴ・パドレスダルビッシュ有投手は23日(日本時間24日)、本拠地のシアトル・マリナーズ戦に先発し、7回7安打1失点で5勝目(1敗)を挙げた。93球、5奪三振、無四球という内容だった。防御率は1.75。チームは、満塁本塁打を放ったタティスJrらの活躍で9連勝を飾った。

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■MLB公式サイトは「支配的なピッチング」

MLB公式サイトは、この日のダルビッシュの投球について「相変わらず支配的」と評価。確かに4回まで相手打線を2安打に封じ、三振も4個奪う上々のスタートだった。しかし、1点リードで迎えた5回、“不運”が襲う。

先頭ハガーティのセンター前の打球を中堅手が後ろにそらしてしまい二塁打に。その後、投手のダンに高めの変化球をライトへ運ばれると、これが12日ぶりに復帰した右翼マイヤーズの頭上を越えるタイムリー二塁打となってしまった。ただ、これも捕球可能な打球に見えただけに、少し残念な失点となった。

中盤以降のダルビッシュは珍しくコントロールが乱れ、ボール先行の場面も増えた。中継局の実況も「制球が乱れている」と心配の声を発した。しかし、走者を背負いながらも要所を締める投球を披露。5、6回は、いずれも走者を出しながら併殺で切り抜けた。スライダーへの意識が高い左打者に対して速いカットボールを投じ、狙い通りの二ゴロで併殺に仕留めるなど、頭脳的な投球でピンチを脱した。

試合後の会見でダルビッシュは「体のパワー的に良くなかった。制球もダメだったが、配球で抑えた感じ」と振り返ったが、悪いなりに試合を作れるところがダルビッシュのすごさだろう。

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■苦手なデーゲーム。カギは朝食?

デーゲームは苦手」と話すダルビッシュ。朝は食が細いそうで、この日も朝ごはんをあまり食べられなかったという。それが「体のパワー的に良くなかった」原因なのかどうかは不明だが、それでも今季7度目のクオリティースタートを達成するのだから恐れ入る。

いずれにせよ、敵将マリナーズのサービス監督が「(ダルビッシュは)どんな打線でも打つのは厳しい」と語っていたとおり、本調子でなくても最少失点で切り抜ける投球術は、エースと呼ぶに相応しいものだった。

また、ダルビッシュはMLB公式ツイッターの「直近4試合のタティスJr 14打数11安打、4本塁打、12打点、27塁打、バットを2度放り投げ」と、同僚の好調ぶりを伝えるつぶやきに対してリツイート。この日、強力に援護してくれた頼もしい主砲に“感謝”していた。

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文・SPREAD編集部


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