【MLB】投手・大谷翔平が先発予定、ゲレーロJr.と初の直接対決へ ホームラン王・MVP同時獲得の契機となるか

エンゼルス・大谷翔平 (C) Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は11日(日本時間12日)、トロント・ブルージェイズ戦に「1番DH」でスタメン出場。第2打席に14試合ぶりとなる、センターオーバーの38号2ランを放った。

第1打席は右飛、第3打席は空振り三振、第4打席は四球と、3打数1安打1本塁打2打点の成績。チームは大谷の一発で一時は同点に追いつくも、ブルージェイズ・テオスカー・ヘルナンデスの満塁弾を含む、4発の本塁打を浴び、2-10と大敗。勝率は5割を切り、再び借金生活に入った。

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■1番での起用に手ごたえをつかんだマドン監督

2試合連続で1番に起用された大谷は初回、先頭打者として右翼フェンス手前まで運ぶ大飛球を放ったものの、惜しくもライトの好守に阻まれアウト。打球飛距離が363フィート(約110.6メートル)と、その後の打席に期待のかかる内容だった。

そして2打席目、ブルージェイズの先発アレク・マノアが投じた真ん中低めのスライダーを捕らえ、打球速度105.6マイル(約170キロ)、飛距離413フィート(約126メートル)の、センターオーバーの特大弾を叩き込み、本塁打王争いをしているゲレーロJr.の目の前で、その差を3本差に広げる一発となった。

試合後の、マドン監督は「1番を打たせることで、より多く大谷と勝負させることができる」とし、続けて「あと少しで2本のホームランを打つところだった」と、第1打席目の右翼フェンス手前の打球を言及した。また、「四球も選んでいて良い傾向だ」とと復調の手応えを掴んでおり、1番の継続起用を示唆した。また、明日先発予定の大谷の二刀流での出場について問われると、「(通訳の)イッペイには話したが、ワイズ(投手コーチ)にも、どう感じるか確認したいね。彼も二刀流には問題ないと感じていると思う」と、前向きなコメントを残した。

■明日は投手・大谷とゲレーロJr.が初対決

明日はいよいよ、大谷が投手として、ゲレーロJr.との初対戦が実現する。現地時間4日のレンジャーズ戦以来、中7日での登板となる大谷は、7月以降、安定した投球を見せており、この4試合では先発としてすべてクオリティースタートを達成。3勝0敗、防御率は1.38、26イニングを投げ四死球はわずかに1と、シーズン当初に比べ、かなり制球力が向上している。

一方、ライバルのゲレーロJr.も8月に入ってやや精彩を欠いている。8月の本塁打はわずかに2本。オールスター前には.332だった打率も、8月の月間打率は.178で、今日の試合を終えた段階で.311まで下降。大谷自身も今日の本塁打が8月最初の一発だったが、ゲレーロJr.にも一発が出ていないおかげで、本塁打王争いも差が縮まっていない。

ブルージェイズの先発が予定されているホセ・ベリオスは、8月にツインズから移籍し、今季はここまで8勝5敗、防御率3.23の成績。ツインズ在籍時、大谷は今季、5打数1安打3三振と抑えられているが、19年には本塁打を放ったこともある相手。二刀流での出場となれば、2試合連発の期待もかかる。

本塁打王争いに加え、MVP争いを繰り広げるゲレーロJr.に対し、投手として完ぺきに抑え、打者として本塁打王争いでさらにリードを広げる一発を放つ……そんなシーンが見られれば、シーズンMVPの投票権を持つ記者たちに対し、絶好のアピールチャンスとなるはずだ。

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文・SPREAD編集部


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