リーグ制覇へ向けて優勝マジック点灯の可能性がある今週のロッテ。9月に入って10勝3敗3分の快進撃を続けているが、その好調なチームを引っ張っているのが1番打者に座る荻野貴司だ。
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■左右別打席データから見えること
プロ12年目の35歳になるが、開幕から安定した働きを続け、5月に月間打率.333(93打数31安打)をマークすると、その後もリードオフマンとしてチームに貢献。そして先週6試合で打率.350(20打数7安打)で、9月の月間打率.323(62打数20安打)と再び調子を上げて打線を牽引している。
スイッチヒッターでもある荻野だが、その成績の中で注目されるポイントの一つに、対戦投手の左右別の成績がある。今季の荻野は対右投手(左打席)で打率.289をマーク。7本塁打とパンチ力を発揮している。
その一方で、対左投手(右打席)では打率.358と高い確率でヒットを放ってチャンスメーク。特に今季大ブレイクの宮城大弥(オリックス)には12打数5安打の打率.417というキラーぶり。
今週の相手はソフトバンクと西武。両チームとも右投手が多い中、荻野がどのような働きをするのか。
左打席と右打席で異なる“顔”を見せる35歳のバッティングに注目だ。
(成績は9月20日時点)
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記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB