テニスの全米オープンで、大坂なおみ(日清食品)選手が4大大会初のベスト8入りを果たした。日本女子の全米8強は2004年の浅越しのぶ選手以来となる。また、錦織圭(日清食品)選手も、2年ぶり3度目となるベスト8進出を同じく決めた。
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「20年前は考えられなかっただろう」
この2人の日本人の躍進に、全米オープンの公式サイトは「全米オープンの歴史を思い返してみると、世界トップ20にランクインする2人の日本人プレーヤーが続けてプレーする姿を大会中盤(6日目)で見ることになるなんて、20年前は考えられなかっただろう」と驚きの声を伝えた。
続けて、錦織選手が2014年に全米オープンでアジアの国の選手として初めてグランドスラムの決勝戦に辿り着いたことや、大坂なおみ選手が3月に行われた「5番目のグランドスラム」とさえ言われるBNPパリバ・オープンで、ツアー初優勝を手にしたことなど、両選手の実績を紹介。
「日本テニスの将来は、太陽が昇ってくるように明るい」
大坂なおみ選手の成長を裏付ける、「我慢が大事。少しずつ、どのように自分のショットの引き金を引いたらいいかを学んでいる。昔は全てのショットを全力で打てばいいと思っていたけれど、今はどこでリラックスして、どこで集中したらいいのかを学んでいる」というコメントにも着目した。
日本テニスの今後についても、「日本テニスの将来は、太陽が昇ってくるように明るい。今も歴史は書き続けられている。2020年には、全世界の人の注目も集まるだろう」と賞賛した。
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《参考》
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