男子プロテニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手が11月8日、インスタグラムを更新。
母国セルビアのクラブ「レッドスター・ベオグラード」が欧州チャンピオンズリーグの試合でイングランドの名門リバプールFCを破ったことに「Historical win(歴史的勝利だ)」と歓喜の声を上げている。
レッドスター・ベオグラードの熱狂的なサポーターであることも知られるジョコビッチ選手。
リバプールFCには前回の対戦で0-4で敗北し苦杯を嘗めさせられていただけに、勝利の喜びもひとしおだろう。
ジョコビッチ選手の投稿には、世界各国から様々なリアクションが寄せられている。
- Congrats to your team Novak! I’m a Liverpool supporter but respect Red Stars great history and beautiful atmosphere!(愛するチームの勝利おめでとう、ノバク!僕はリバプールサポーターだけど、レッドスターの偉大な歴史と素晴らしい雰囲気に敬意を表するよ。)
- Nole they beat my team but they played with the exact passion that you play with every match(ノバク、ボクのチームはレッドスターに打ち負かされてしまったよ。だけど、彼らはキミが毎試合見せるような素晴らしい情熱でプレーしていたね。)
- Čestitke Zvezdo… Veličanstven uspeh… Veličanstvena utakmica. Bravo(レッドスターよおめでとう。素晴らしい試合であり偉大な勝利だった。ブラボー。)
- Bravo Nole!Bravo za Zvezdu!(ブラボー、ノバク!ブラボー、レッドスター!)
故郷のチームをとことん愛するジョコビッチ
セルビアのベオグラード出身であるジョコビッチ選手は、故郷のプロサッカーチームであるレッドスター・ベオグラード愛にあふれている。
インスタグラムでも、愛するレッドスターのユニフォームを着てスタジアムを訪れる様子や練習中にサッカーに興じる様子などを公開している。
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#WorldCup fever got me going like… 😃⚽⚽⚽ Napred Orlovi 🦅🇷🇸 Idemooo #SrcemSvim #Orlovi #FSS
レッドスターはジョコビッチ選手が13歳の頃であった1990-91シーズン、欧州チャンピオンズリーグを制し欧州王者に輝いている。
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しかし、同時期に母国セルビアはユーゴスラビア連邦における独立紛争のさなかにあり、国連からの制裁も受けていた。そのあおりで欧州王者となったレッドスターも苦境に立たされていく。
紛争が終了した後も1999-00シーズンまでは自国リーグの優勝もできない程に苦しい時代が続いたレッドスターであったが、今シーズンはついに欧州チャンピオンズリーグ本戦への出場権を獲得。
紛争の影響により長い間辛酸をなめることとなった愛するチームの27年ぶりに快挙に、ジョコビッチ選手だけではなく多くのレッドスターサポーターが沸き立っているのだ。
ジョコビッチ自身も重要な一戦「ATPファイナルズ」を控えている
レッドスターの勝利の歓喜も束の間、ジョコビッチ選手自身も男子プロテニスツアー最終戦「ATPファイナルズ」の初戦を11月13日に控えている。
初戦の相手は世界ランク10位のジョン・イスナー(アメリカ)。世界ランク1位のジョコビッチ選手から見れば格下といえる相手だが、決して油断はできないだろう。
愛するチームの勝利の勢いに乗って自身も重要な一戦を勝つことができるか。ジョコビッチ選手の今年最後の決戦に期待したい。
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