【ラ・リーガ】レアル・ソシエダ久保建英、2勝目貢献にチーム2番目から3番目の高採点

 

【ラ・リーガ】レアル・ソシエダ久保建英、2勝目貢献にチーム2番目から3番目の高採点
開幕から3戦連続先発出場した久保建英 (C)Getty Images

■新ストライカーは、セルロート? カバーニ? グリーズマン? 

もっとも、久保は前節・バルセロナ戦と同様に後半の中頃から極端に運動量が落ち、78分で途中交代。36歳となったシルバと共にピッチを後にしたが、本来は「シルバの後継者」として獲得された久保にとってはスタミナ面での課題を露呈している。

イサクの移籍、チームのエースにして主将であるスペイン代表FWミケル・オヤルサバルが長期離脱している現在、久保にはFW起用で大きなチャンスが巡って来ている。この日好連携を見せたメンデスやシルバとは本来ポジションを争う可能性もあるだけに、久保にとっては結果が欲しいところだった。

ソシエダはイサクの移籍によって7000万ユーロ(約98億円)とされる100億円近い高額な移籍金収入を得た。この軍資金をもとに、9月1日に閉幕が迫った移籍市場で代役ストライカーの獲得を目指す。

そもそも本職のストライカーが少なく、イサクも昨季6ゴールと苦しんでいたソシエダにはFW補強案があった。すでに現地メディアでは昨季ドイツのRBライプツィヒからのレンタル移籍でプレーしていたノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートの再獲得が現実味を帯びていると報道されている。

他にもマンチェスター・ユナイテッドを退団してフリーとなっているウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニや、フランス代表MFアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー)らも獲得候補に挙がっている。カバーニは欧州5大リーグのイタリアとフランスの2カ国でリーグ得点王を獲得した実力者で、グリーズマンはソシエダの下部組織出身の出世頭であり、クラブの元アイドル的存在だ。しかし、カバー二は現在35歳、グリーズマンは31歳ながら近年急激なスランプが続いている。

脂が乗っていて現実味が高そうな候補もいる。フランスのリヨンでプレーし、昨季21ゴールを挙げたFWムサ・デンベレだ。一昨季後半はレンタル移籍によってリーガでも半年間プレーしている。強豪アトレティコでは5試合の出場のみに終わったが、絶対的な点取り屋不在のソシエダに必要な存在となりそうだ。

移籍市場の閉幕を経た次節、ソシエダには新たなストライカーが加入しているだろう。その新ストライカーの特徴によって新たなシステムの導入や前線コンビの人選も模索されることになる。イサクとの連携が噛み合っていた久保にとっては惜しいところだが、チームとしては結果が出せているだけに早急な変更点はないだろう。

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気になる次節の対戦相手はリーガ3強の1角であるアトレティコ。久保にとってのアトレティコ戦は縁起が良い。昨季マジョルカに所属していた久保は、12月に敵地でのアトレティコ戦で試合終了間際のアディショナルタイムに2-1となる決勝点を挙げている。続く、後半戦の第31節のホーム戦でも返り討ちにしている。

マジョルカが望外の1部残留を果たした要因は、このアトレティコ戦連勝にある。

久保はソシエダでも“お得意様”を相手にゴールをお見舞いし、新たなポジション争いにも打ち勝つための先制攻撃となる狼煙を上げたいところだ。

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文●新垣博之(しんがき・ひろゆき)

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