【スプリンターズS/血統傾向】条件合致で単回収値「437」に合致 想定“10人気”前後の穴馬とは?

10月2日に中山競馬場で行われるスプリンターズS(GI、芝1200m)の「血統傾向」を分析する。

前哨戦のセントウルSでレコード勝ちの圧勝を見せたメイケイエールや、函館スプリントSなど重賞2勝の3歳牝馬・ナムラクレアをはじめ、初のスプリント戦となるマイルGI馬・シュネルマイスター、高松宮記念覇者のナランフレグら、秋のスプリント王決定戦にふさわしい、スピード自慢の一線級が揃った。

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ここでは、血統データから読みとくスプリンターズSの推奨馬を紹介する。

■中山芝1200mは非サンデー系から

データは2017年以降のスプリンターズSを集計。3着内馬の血統表は以下の通り。

図を見てもわかるように、多数のサンデー系種牡馬が出走しているが集計すると【1.1.1.16】(勝率5.3%、連対率10.5%、複勝率15.8%/単回収値11)。勝利しているのは、2020年の1番人気グランアレグリアのみと軸では信頼置きづらい成績。母父がサンデー系の馬も【1.1.0.22】(勝率4.2%、連対率、複勝率8.3%/単回収値13)と苦戦が続いている。対して、父も母父も非サンデーの馬は【3.3.4.27】(勝率8.1%、連対率16.2%、複勝率27.0%/複回収値107)と5年連続で馬券圏内に入る活躍ぶり。

この結果はコース形状に関係しており、中山芝1200mというのはスタート直後から4コーナーまで下り坂が続きコーナーは小回りになっており最後の直線には急坂がある。そのため前半はスピードが出やすく、最後の急坂を駆け上がるために瞬発力のあるスピードタイプより持続力のあるパワータイプが好走しやすい傾向がある。つまり、瞬発力のあるサンデー系の血よりもスピードの持続力のあるキングマンボ系など非サンデー組がこの舞台で逆転することが多い。よって父も母父も非サンデーの馬から2頭を推奨馬としてピックアップしたい。

1頭目は、タートルボウル産駒の5歳馬・ヴェントヴォーチェ。前走のキーンランドCでは、スタートして他馬とぶつかる不利があり、後方からの競馬になるが、4角で空いた内のスペースから鮮やかな末脚を発揮して抜け出し重賞初勝利。5歳秋時点、まだ12戦のキャリアでこれからまだまだ伸びてきそうな当馬だが、2017年以降、父タートルボウルの牡馬が右回りの芝1400m以下に出走すると【7-9-6-38】(勝率11.7%、連対率26.7%、複勝率36.7%/単回収値191)、なかでもキャリアが15戦以内だと【7-5-5-34】(勝率13.7%、連対率23.5%、複勝率33.3%/単回収値225)と、非常に高い好走率を誇っている。充実期を迎えた今ならいきなりのGI制覇もなんなく達成しそうだ。

2頭目は、ロードカナロア産駒で母父にスプリンターズSを連覇した名スプリンターであるサクラバクシンオーの血を持つ6歳馬・ファストフォースをピックアップ。昨年のCBC賞で、当時のレコードとなる1分06秒0で逃げ切り重賞初勝利。今年に入り大敗が続いていたが、前走のセントウルSで、先行力がより生きる開幕週の馬場も後押しして2着に好走、復活を感じさせた。また、父ロードカナロア×母父ナスルーラー系の牡馬が芝1200mに出走すると【14-11-3-22】(勝率28.0%、連対率50.0%、複勝率56.0%/単回収値166)と好成績を挙げている。特に、右回りかつ前走が8枠出走だった場合【4-0-0-3】(勝率、連対率、複勝率57.1%/単回収値437)と高い勝率を誇っており期待が膨らむ。先行馬には不利な8枠からの2着好走は評価でき、前走同様自分のペースで行ければこのメンバーでも勝ち負けできるだろう。

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文●中井達也(SPREAD編集部)


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